花火大会はどの地域でも一大イベントとなっています。多くの団体の協力を得て、大規模な花火大会では交通規制をしたり、他の地域からの観光客を集めるために呼び込みをしたり…準備の段階からとても大変です。自分が行く予定の花火大会であれば、とっても楽しみにしている方も多いでしょう。
ですが、もう一つの夏の風物詩の台風や、大雨などの影響によって花火大会が中止になってしまうこともあります。
花火大会の中止はとても残念ですが、花火大会が中止になったとき、打ち上げる予定だった花火がどうなるのか、気になりませんか?
今回は、花火大会が止むを得ず中止になってしまった場合、打ち上げる予定だった花火はどうなるのかについて調べてみました。
目次
花火大会の中止がいつ決定されるかで、花火がどうなるかが変わることもある
花火大会の中止がいつ決定されるかによっても花火がどうなるかは変わります。
最初に、花火大会が開催されてから途中で大雨が降り始めて、途中で花火大会が中止になってしまう場合について調べてみました。
花火が雨の影響で湿気を含んでしまった場合には、打ち上げ前であった場合でも、花火は処分されてしまうことがあります。
打ち上げ前の花火が湿気を含んでしまったために、大量の花火を処分することになってしまった例として有名なのは、第36回の隅田川花火大会です。
この花火大会は、突然の雷雨に見舞われて、打ち上げが始まってから30分ほどで中止となりました。
大会では約二万二千八百発の花火の打ち上げを予定していましたが、このとき打ち上げは約七千九百発で終わってしまっています。
途中で中止となった理由は、最近の花火大会では電気機器による遠隔操作で点火しているため、雷が近くで落ちた場合には誤発射を招く可能性があり、強風は花火の火の粉が遠くまで飛ばす危険性があるからです。
このように止むを得ず中止になり、花火にも被害がある場合は、花火を処分することもあります。
台風や雨の予報で、前日までに花火大会が中止になった場合
花火は作成するのに費用もかかりますし、あらかじめ花火大会が中止になると分かった場合は、花火は花火屋さんの倉庫で保管されます。
これは、事前に花火大会が中止になると決定されれば、当日準備から中止することができ、花火が被害を受ける前に安全に移動させることができるためです。
花火大会に延期がない場合でも、別の花火大会に花火は使われる
延期がない花火大会が中止になった場合には、花火は花火屋さんの倉庫に保管され、別の花火大会で使われる場合があります。
理由は、花火が作成だけでも費用がかかるものであるため、などがあげられます。
花火大会は全国各地で開催されているので、一つの大会が中止になったとしても、他の大会で使うことができる、といったところでしょうか。
他にもユニークな使い方がある
倉庫で保管されたり、他の花火大会で使われたりする他にも、ユニークな花火の使い方が見つかったので紹介します。
花火屋で打ち上げ中止になった花火を消費する。
若手の花火師の打ち上げ講習も兼ねて、花火大会が中止になった場合には、花火屋で消費することもあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回調べたことで、たとえ花火大会が中止になってしまったとしても、花火が悪影響を受けていない場合は、きちんと保管されてまた別の機会に使われることが多いということがわかりました。
ですが、花火大会は多くの人が楽しみにしているものです。
屋外で開催されるイベントなので、天候に左右されてしまうことは仕方ないと分かっていても、占め予定されていた花火大会で美しく打ち上げられる花火を見たいものですね。
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