夏が近づけば台風が来て当たり前と思っている地域と、台風にはあまり縁がない県もあります。台風などの自然災害がないことに越したことはないですが、毎年台風が来ている地域は、うらやましいですよね。
そこで、台風や自然災害が少ない県はどこなんでしょうか。調べてみました。
台風の被害や自然災害の少ない県はどこ?台風上陸が多かった県は?
台風などの自然災害が少ない県を見る前に、台風上陸が多かった県ランキングがわかりやすいので紹介します。
台風の被害や自然災害が少なかったのは、一年の中で一番晴れる日が多かった県の名前が挙がりました。
台風上陸が多かった県ランキング
まずは、台風の上陸が多かった県を見てみます。この情報は気象庁が昭和26年に統計を開始してからの、台風が多かった県をランキング形式にしてまとめたものです。対象期間は1951年から2015年までです。
1位:鹿児島県=39個
2位:高知県=26個
3位:和歌山県=22個
4位:静岡県=19個
5位:長崎県=15個
6位:宮崎県・愛知県=12個
8位:熊本県=8個
9位:千葉県=7個
10位:徳島県・神奈川県=5個
これでわかるように、一番台風が上陸した県は「鹿児島県」の39個でした。
台風の上陸の定義は、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達したときのことをいいます。
沖縄県は「台風の上陸」はなし
ランキングの中には、沖縄県が入っていないのがわかりますでしょうか。
実は、沖縄は台風の上陸定義上では「沖縄には台風が上陸しない」ということになります。台風の上陸の定義は、「北海道・本州・四国・九州の海岸に達した」場合のことを指すので、台風の上陸という言葉を使うことはありません。
実際の台風や自然災害が少ない県
自然災害が少ない地域を年ごと見ていくと、比較的台風などの自然災害が少ないとされているのが「香川県」です。
これはきちんと統計された結果によるもののようです。香川県の自然災害は、大雨による被害が多く、床下浸水などが挙げられるようです。
香川県の気象の特徴
実は、過去30年間の間で、どれだけ晴れた日が多かったかを調べてみると1位が「香川県」になっているようです。日本では、一番晴天が多かった県ということのようです。
また、晴れた日が多かったランキングでの上位は「四国四県」が名前を連ねています。香川県の海を挟んだ向こうがに「岡山県」がありますが、この地域は比較的「晴れやすい」と言われる「瀬戸内海式気候」となっています。「瀬戸内海式気候」は一年中晴れやすいといわれます。
四国山地を台風が避ける?
台風は、もちろん四国にも来ます。ただ、四国には山々がそびえ立つ四国山脈があります。そもそも台風は、山を避ける性質と持っています。具体的に言うと、強い風を連れながら台風が向かってきても、山はそれを跳ね返してしまうんですね。
なので、四国山脈は「壁」のようのような働きをしています。これもあって、四国地方の台風が来ても逸れてしまうことが多いようです。稀にですが、大型の台風が来ることもあるようですが、香川県の南の四国の山と岡山県の中国山地のこの山に、台風が挟まれながらゆっくり香川をなめるように移動したことがあり、この時には、浸水被害が多数発生したようです。
香川県は水関係の被害が多い
先ほども紹介したように、香川県の自然災害は、大雨による床下浸水が多いです。
ところが、一年の中で晴れる日が多い香川県は、昔から水不足にも悩まされる地域でした。大雨をもたらす台風も少ないので、香川県ではダムを作るなど対応してきたようです。もともと、日本の中でも溜め池が多い県としても知られているようで、水不足対策には力を入れていた県のようです。
香川県の海は穏やかで津波の心配はなし?
香川県は、海に面している県ですが、穏やかで風光明媚なことでも有名な瀬戸内海に面しています。
瀬戸内海の中でも外にせり出すよりも、内側に位置していることと、海岸北向きになっていることもあって、波が弱いという傾向があります。なので、「津波」がどのようなものなのか、香川県の海の付近に住んでいる方にはあまり想像つかないかもしれません。
まとめ
以上です。台風の被害や自然災害の少ない県はどこ?と題して紹介しました。四国にはたくさんの山がありますが、火山が一つもないところでも安心できる県になりそうですよね。香川県は、いい景色を見られるところがたくさんあります。そういう意味でも羨ましいけんですよね。
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