夏の台風シーズンになると、困るのが飛行機の運行ですよね。場合によっては、空港で一晩過ごすことも、最近珍しくなくなってきたような気がします。大人でも疲れてしまうのに、小さいお子さんがいると身動きがとりづらく、結構きついです。

家を出る前ならまだしも空港についてからだと、このままここにいた方がいいのか、家に戻った方が得策なのか、予想がたてられません。そこで、台風の影響で、風速どれぐらいで飛行機の欠航を決めているものなんでしょうか。

風速どれぐらいで飛行機は欠航になる基準はある?

まず、結論から紹介しておきます。実は、飛行機の場合は、どのぐらいの風速で欠航が決まるかは、定かな基準は、わかりません。

公表されていないようです。それなら、どんな目安や基準で欠航を決めているのでしょうか。

飛行機が欠航を決める目安

飛行機は、風速の他に、その風がどちらの方向に吹くのか、目的地の状況はどうなっているかなど、さまざまな条件を目安にして欠航が決まるようになっています。

台風の場合になると、事前に、台風の進路や暴風域の状況などを予測して、比較的早い段階で「欠航」が決まるようなところもあります。また、運休や遅延の予想や見込みは、1週間前からわかることもあるようです。

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なので、搭乗予定の前日から、当日の遅延や欠航については、航空会社によって、メールで情報を発信するサービスなどもあります。

滑走路の状態が基準に

飛行機の操縦で、一番気を遣う必要があるのが「離着陸」のときなんだそうです。そのため、空港の滑走路の状況には敏感で、滑走路の状態によって欠航の有無を決めることがほとんどのようです。

先ほども紹介したように、台風の風でもどちらの方向に流れているのかも重要な要素になります、少しでも風にあおられて離着陸の操縦に影響がある場合は欠航になります。

過去にも、飛行機の離着陸のときにトラブルが数多く起こっていることもあって、慎重にならざるを得ないのかもしれません。

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離着陸の安全確保ができないと欠航

運良く台風の影響を受けずに出発しても、目的地で滑走路が霧などで見えにくい場合も、着陸をしないで出発した空港に引き返して、そのまま欠航になることもあります。

同じく台風でも、離着陸が行われる空港が、暴風域の中にあるようなら、離着陸の安全が確保できないとして、欠航となります。

風速25メートルの風なら欠航の可能性が

台風の暴風域と呼ばれる、台風圏内は風速がだいたい「25メートル以上」と思っておいた方がいいです。台風の暴風域の基準は、「風速毎秒25メートルを超える地域」を暴風域と位置付けています。

この風速は、飛行機の安全性や離着陸に関わる上での目安となっているようで、関西国際空港などでは、風速が秒速25メートル以上になると、管制官に避難命令が出るようです。

となると、台風でなくても、空港周辺に風速25メートルもの風が吹いていたら、飛行機は欠航するかもしれないと心構えをしておくといいですよ。

欠航のアナウンスがギリギリなのは?

台風の進路が、数時間後に空港を直撃するようなパターンの場合は、あらかじめ航空会社より欠航のアナウンスが出ることが多いです。もし、進路から外れていた場合や、台風の進路から外れるのか外れないのか、微妙な進路の場合は、1時間前か30分前など、出発する前のギリギリで決まることが多いそうです。

このギリギリの発表は、航空会社も苦渋するところで、飛行機を予定通り飛ばせば運賃も支払われることになります。なるべくならキャンセルにしたくないという心理が働きます。なので、ギリギリまで粘って決めることになります。利用する側は、早く決断をしてもらったほうが、動きがとりやすいですよね。

まとめ

いかがでしたか。風速どれぐらいで飛行機は欠航になる基準はあるのかを調べてみましたが、参考になるようなことがありましたでしょうか。私たちは、プロではないので詳しい情報はわかりませんが、空港が暴風域の中に入るような予報なら、ひょっとして欠航になるかも?と思っておくといいかもしれませんね。

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