今回は、台風が生まれる赤道付近について紹介します。台風はあたり構わず発生するわけではなく、赤道を真ん中にして、その付近で発生します。この付近で発生し始めたら、どちの方向に向かうのか、天気予報の画像で毎日知ることができますよね。

この台風は、なぜ赤道の上で発生せずに、赤道の両サイドから発生してくるのでしょうか。調べてみました。

台風が赤道の上で発生しないのはなぜ?

台風は、暖められた海水が水蒸気となったものをエネルギーにして台風として発生するわけなので、地球上のどこよりも日射量が豊富な付近で、十分暖められた海水が必要です。

それなら、赤道の上でもいいですよね。でも、赤道上では発生できないようです。

水道上に発生しないのは?

台風は、回転しながら自分の力と周りの風によって移動していきますよね。この時の回転は「左に回転」しながら動いています。この「左回転」は北半球で発生した台風のみなんです。

南半球で生まれた台風は、全部「右回転」をします。これには、地球が自転しているわけで「コリオリの力」が発生しているのが理由です。「コリオリの力」は、「赤道上」では発生しないので、赤道の上で台風が作られることがないんです。

コリオリの力は、地表の時点速度が、南北の緯度の高い場所と赤道近くでは違うことによって生まれる力です。

コリオリの力

地球は、1日1回、自転をしています。地球上にではとってもゆっくりと回っているので、非常に弱いものです。これは、赤道上でも極地方でも同じです。でも、これを距離にしてしまうと赤道上が最も長くなって、極地方は0になります。

そのために、赤道上が自転方向に向けての速度としては一番速いことになります。

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赤道上の海域には台風は発生しない

台風は、最大風速が「17.2m/s」以上になった「熱帯低気圧」のことをいいます。海のない陸上で発生することはなく、海水温度が27℃前後、もしくはそれ以上の条件を満たせば、台風の発生につながります。

過去の1980年から2005年までの台風の発生から、台風が消えるまでの中心経路を記録したものがありますが、台風は、赤道を真ん中にして、南北の一定の幅がある部分では、台風が発生していません。それは、この海域では、「コリオリの力」が作用しにくいであろうということのようです。

コリオリの力が発生しやすい地域

台風がもっともたくさん発生する地域は「熱帯収束帯」と呼ばれるそうです。この地域では、海水温がとても高く「コリオリの力」が発生しやすい地域となるそうです。

「熱帯収束帯」は冬や夏で南北に移動して、その場所によっては波打っているようです。ということは、赤道と「熱帯収束帯」は平行になっているわけではないんですね。

台風 赤道 なぜ

台風は赤道を横切らない

台風は、この赤道上の両側で台風が発生はしますが、どちらでできた台風も、赤道を乗り越えるようなことはありません。赤道直下は、地球の気流のたまりのようなもので、無風地帯となっているので台風が横切ることがないんです。

そもそも台風は、空気の流れによって動くことができます。ただ、外側から台風の目に向かって吹き込む風と、お互いの風がそれぞれの方向に吹き込んで力を消しあうこともあって、特定の方向へと移動していくほどの「力」にはなりません。

地球上でもっとも暖かいのは赤道付近ですよね。もっとも冷たいのが北極、南極になります。台風は、安定する方向へと進む性質があります。台風が動きやすい「空気の動き」として、上空での空気は、赤道から極の方向へと動いています。

これは「対流」といわれる現象になります。だから、台風が赤道を乗り越えて、向こう側に行ったりまたぐような形をとることができません。

まとめ

以上です。台風が赤道の上で発生しないのはなぜ?と題して紹介しました。気象予報で、「大型で強い台風」と聞くと、それが家族の間でも話題に上がりませんか。大型と聞くだけで心配になりますよね。大型の台風の定義は台風の情報を集めて、「台風の大きさと強さを組み合わせた」ものを言うようです。さらに、大型よりも大きいのが「超大型(非常に大きい)」と呼ぶそうです。大型でもびっくりなのに超大型だけは来てほしくないですよね。

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