毎回、とんでもない数の方たちが訪れるコミケ。午前中に行くと、駅の改札を通るのも、会場に入るのも時間がかかるほどの人気イベントです。会場では、そんな人をさばくために、スタッフさんたちが汗を流して働いていますが、

実は、会場内の整理をしている準備会スタッフは、時給が発生するアルバイトではなく、手弁当に近いボランティアでまかなっています。知らなかった方も多いんじゃないでしょうか。ここでは、コミケのボランティアについて紹介します。

コミケのボランティア

コミケに詳しい方は、コミケはボランティアで成り立っていることは、よくご存じかと思います。コミケを詳しく知らない方は、アルバイトをしようかと思う方もいるんじゃないでしょうか。ここでは、ほぼ手弁当のコミケのボランティアについて紹介します。年々、ボランティアさんが減っている現状もあるようです。

 企業が募集するのはアルバイト

コミケの運営側も困ってしまったのが、コミケに出店する企業や警備会社が募集する「臨時のアルバイト」の広告。

その募集広告が紛らわしくて、まるでコミケ準備会がアルバイトを募集していると勘違いする方が多いそうです。アルバイトは、きちんと時給という報酬をもらって「働きます」。

一方、コミケ準備会の場合は、時給は発生しません。まるっきり無給で働いたもらうボランティアになります。

コミケ スタッフ ボランティア

 実質手弁当のボランティア

コミケのボランティアに参加された方々は、いくつかの食料やお土産、飲み物などはあることはあります。でも、それは、時給に換算するものではありません。実質手弁当というのは、「自費で働く」ことを指します。

「手弁当」は自分でお弁当を用意する意味と、そこにかかる費用を自分で負担して働くことを意味します。よく、選挙などでボランティアをする方がいますよね。あの方々も「手弁当でボランティア」をしています。それとおんなじなんです。

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 会場設営に1,000人近い人が関わる

コミケの会場となるだだ広いビックサイトに、サークルスペースや机や椅子を運んだりと、会場設営には、準備会スタッフだけではなく、サークル参加者から一般参加者も動員され、1,000人近くボランティアで設営しているようです。これだけの人数でないと会場設営には間に合わないんですね。

机や椅子は、何百単位ではありません。何万単位の椅子から何から設置していくことになりますこのときの作業は、いわゆる人海戦術。この作業があってこそ、三日間のコミケを開催することができます。

 ボランティアの仕事は二つに分かれている

ボランティアの仕事は、大きく二つに分けて担当しているようです。一つは「設営」ともう一つが「測量」です。設営は、机や椅子を運んでは並べる仕事を担当します。

測量は、朝早くに会場に入って、会場内のゴミを拾ったり、並べる机の目印となるガムテープを貼る仕事です。設営は、この測量でつけたテープに合わせて、机や椅子を並べていきます。

 途中抜けもOKの文言も

コミケ運営側では、測量作業と設営作業を分けて、測量作業をお手伝いいただけるなら、場所はどこどこで。設営作業を手伝っていただけるならどこへ、と具体的に内容をざっくりと記載しています。

その文言の中には、「途中抜けもOK」との言葉も。あくまでボランティアで自主的にお手伝いしてもらえる方を「募集」というよりも声掛けをしているので、途中抜けなども、そこはアバウトで良さそうです。当日、寝坊してしまっても、途中からの参加も受け入れています。

 年々減っているボランティア

毎年少しずつ、ボランティアが少なくはなっているようです。ただ、参加してみたいと思っている方は、いるような気がしますね。とはいっても、コミケは普通のイベントとは違うので、二の足を踏んでいる方もいるんじゃないでしょうか。

設営を経験した方は、文化祭を思い出すような感覚で楽しめたという方と、ビックサイトの広さにびっくりしていい経験をしたという方もいますよ。

まとめ

以上です。コミケのスタッフはバイトじゃない!実質手弁当?のボランティアと題して、コミケのボランティアを中心に紹介しました。ボランティアさんには様々な人たちが参加しているようですが、そんな人たちと、一つのイベントを成り立たせるという経験も悪くはないですよね。

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