台風の時期はいつからいつまでなのか、それによって、いろんな予定が変わってきます。ここでは、関東の台風を中心に紹介します。関東には、有名なディズニーランドがありますよね。
台風でもまず中止にならないテーマパークでもありますが、ディズニーランドでも、台風になれば中止するアトラクションもあればショーにも影響があります。台風がいつからいつまであるのか、時期を知っておくと、いろんな意味で参考になるかもしれません。
目次
台風の時期はいつからいつまで!関東の台風
台風で気になるのは、交通機関ですよね。それももっとも影響しやすいのが飛行機。だからこそ、この時期に何か予定を立てている方は注意が必要ですよね。
関東の台風の時期はいつからいつまで
一般的な台風シーズンといわれるのは「6月~10月」頃です。一番台風が接近する時期は、気象庁の過去10年の記録と照らし合わせてみると、関東甲信地方では「8月~10月」台風が接近していることがわかっています。
中でも最も多い月が「9月」。つい最近の2015年の台風18号を覚えている方もいるかもしれませんが、関東地方をはじめ東北地方でも、記録的な大雨になりましたようね。
9月の台風は要注意
前章で紹介したようにこのときの台風18号は、愛知県に上陸したあとに、日本海へと進んで温帯低気圧に変わったんです。ところが、この低気圧に湿った空気が流れ混んでしまったことで、西日本から北日本まで、広い範囲で大雨が続き、群馬県では、鬼怒川の氾濫にまでなったことは、まだ記憶に新しいところです。
鬼怒川が氾濫したことによって500人以上もの方が孤立状態になってしまい、ニュースで報道もされました。近年は、海水温度が上昇傾向にあって、この台風18号のように、いつもなら少しずつ勢力を落とすはずの台風が、勢力を落とさずに接近することもあり、「9月の台風」は要注意となります。
9月に台風が多いのはなぜ?
台風が多いシーズンは、その地方によって違います。沖縄や鹿児島などを含めた九州地方は、8月に多い特徴があります。一方、青森県や秋田県などを含めた東北地方は、関東地方とだいたい同じで9月頃にもっとも台風が多く接近する時期になります。
このように、地方によって台風の多い月が変わる理由には日本列島の位置と四季が関係しています。例えば6月や7月の時期は、日本列島は、太平洋高気圧に覆われている状態です。
この時点で、もし台風が発生したとしても、太平洋高気圧があって近づくことができないんですね。この時の台風はただ北上していきます。ところが、9月になると太平洋高気圧の威力が弱まってしまうんです。
そうなると、6月7月は、邪魔だった太平洋高気圧でも、9月になれば弱まることで、台風は、今までは通れなかった日本列島に接近もできて、上陸することも可能になるんです。だから9月に台風の被害が多くなります。
過去の関東地方の台風
過去の台風を調べていくと、関東地方では毎年なんらかの台風被害を受けていることがわかっています。飛行機は、はっきりした定義は公にしていませんが、風速25m/sほどの風になると、欠航になる可能性が大きいといわれています。
2011年9月15日~22日の台風15号
このときの台風は、江戸川区の江戸川臨海で、最大風速が30.5m/sとなって、統計開始以来では、観測史上1位を更新した強い風が特徴の台風で、住宅損壊や土砂災害なども起こりました。交通機関では、鉄道の運休をはじめ飛行機やフェリーも相次いで欠航となりました。
2013年9月15日~16日の台風18号
この時の台風も負傷者が多数でた台風で、台風に伴う雨雲の影響から大雨となったことと、栃木県・埼玉県・群馬県では、竜巻が発生したことがニュースでさかんに報道されました。竜巻は、この年ごろから注目されましたよね。
2015年9月7日~11日の台風18号
先ほど紹介したこの年の台風18号も、各地に爪痕を残す大きな被害となった台風です。この被害額は600億円と農林水産省で試算されました。
まとめ
関東地方は、台風だけではなく最近はゲリラ豪雨も加わって、夏はますます注意が必要になってきました。今後、気象の変動はどんどん大きくなっていくんでしょうか。昔はめったに雷で人が被害を受けることは、あまり聞きませんでしたが、雷も最近は怖いですよね。台風にゲリラ豪雨、自分たちで身を守る方法は日ごろからしっかりとっておく必要があるかもしれません。
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