今回は、桜の花の木の種類と、それぞれの桜の寿命について紹介していきます。

桜はいろんな種類があって、それぞれ開花の時期や散る時期が微妙に違います。日本の桜は、8割近くがソメイヨシノと言われているようです。

桜の花の木の種類とそれぞれの桜の寿命

ソメイヨシノの名前はどこからきているのか調べてみると、江戸時代の末期の頃は、園芸が盛んだったようで、江戸の郊外の染井村の植木屋で売り出されてから、明治以降の広まったようです。

実は、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの交配種です。要するに人口的に作られている桜です。また、里にある桜は、人が手を加えたりして手助けしていかないと短命に終わるようです。

ソメイヨシノ寿命

ソメイヨシノの花びらは、ほんと可愛らしいですよね。その花びらは5枚あって、咲き始めた時は「淡い赤色」ですが、満開に近づいてくると、少しずつ白に近いピンク色になっていくのが特徴です。

そんな、ソメイヨシノは、先ほど紹介したように、「種子」から育っていくわけではなく、人の手で人工的に繁殖させているので、自然に自生することはありません。そのため、ソメイヨシノの「寿命」は基本的にないようです。

ただし、人の手で作られたソメイヨシノは、手をくわえないと、どんどん弱ってきて、60年も経過すると衰弱していき枯れてしまうのではといわれています。また、ソメイヨシノは、巨大化しやすく大きくなりやすいことと、枝は密生も激しいことから、30年も経過してくると、隣り合った枝が重なり合うことで、ついには日照不足になって、40年も絶てば少しずつ冬枯れを起こし始めるという話もあるようです。

ソメイヨシノの開花時期は、地域によっても違いますが、東北は「4月上旬頃」で北海道は「4月下旬頃」、九州・中国では「3月中旬頃」で、近畿や東海・関東では「3月下旬頃」となっています。

桜 花 木 種類 寿命

ヤマザクラの寿命

ヤマザクラの歴史は古く、野生種と呼ばれて平安時代の和歌にも登場しているほど昔から、日本の野山に自生している桜です。ヤマザクラの見た目の特徴は、人工的に作られたソメイヨシノと似ていて見分けがつかないといわれています。

ヤマザクラの寿命は、一般的には200年から300年といわれていて、中には500年も超えるようなヤマザクラが存在するようです。

 エドヒガンの寿命

スポンサードリンク

桜の中でも寿命が一番長いといわれているのがエドヒガンのようです。平均で500年以上は生き続けて、日本では一番古いエドヒガンは、樹齢がなんと2000年を超えるとまでいわれているようで驚異的な桜のようです。

百年単位でも驚きですが2000年というのはすごいですよね。樹齢が2000年以上というように、だいたい1000年以上も長生きするような桜の木は、ほぼエドヒガンと言ってもいいようです。エドヒガンの開花時期は3月下旬頃です。

桜の木の寿命は環境から

ソメイヨシノは、第二次世界大戦の終戦後にまもなく植えられたたものが、そろそろ60年の一応「寿命」を迎える年齢になってはいるので、衰弱して枯れてしまうのではといった話まであるようです。

ただ、よく「挿し木」ってありますよね。挿し木をすることでまた増やすことができるので、経験した方はよくわかると思います。植物自体は、もともと「自己再生能力」は、動物よりもあるんだそうです。

なので、樹木の寿命自体は、成長して育って行く「環境」によって、大きく左右されるようです。その環境は「人間」が作っています。ソメイヨシノは人の手で作ってきているので、やっぱりしっかりとした環境を人間が作ってあげることが必要なようです。

単に、桜を植えたからといって、そのまま放置せずに、地元の方たちを巻き込んでも、桜の木の状態をチェックして見守ることが、桜の寿命を延ばすことになるのかもしれません。

まとめ

以上です。桜の花の木の寿命を中心に紹介しました。花見時期は、桜の木の下でお花見するのが定番ですが、根っこの部分を人の足で踏みつけにすることも何らかの影響を与えているのかもしれません。これからもずっと桜で楽しむなら、私たちも自覚して大切に見守る必要がありそうです。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事
スポンサードリンク