今回は、年越しそばについて紹介します。

年越し蕎麦を単に楽しんで食べている方も多いと思いますが、年越し蕎麦を食べるタイミングがあるのをご存知でしょうか。

この機会に年越し蕎麦を食べる正しい時間帯を知っておきましょう。

年越し蕎麦 いつ食べる 正しい 時間帯

年越し蕎麦っていつ食べるもの?正しい時間帯ってあるの?

年越し蕎麦を食べるのは縁起担ぎの意味がありますが、食べる正しい時間帯には、縁起を担ぐような神事的なものがあるわけではないようです。

年越し蕎麦は夜に食べることもあって、体の健康面を考えるとこの時間帯が最もベストなタイミングという捉え方のようですよ。

ただし、年越しそばを食べてはいけない時間帯には、縁起担ぎや神事の意味合いがあります。

年越し蕎麦はいつ食べる?

年越し蕎麦を食べるベストな時間帯は、「夜9時」となっています。

夜9時に食べることに関しては、縁起担ぎや神事的な意味合いは一切ないようです。

どの文献にも「年越し蕎麦は、大晦日の晩に食べる」とはされていますが、明確な時間などの記載はないんです。

ただ、健康面やダイエット面から考えるとこの時間帯が最も良い時間になります。

私たち人間の体は、就寝する前の3時間は、食べたものが脂肪になりやすいようです。

要するに太りやすいといわれているんです。

大晦日は、夜更かしをするのが慣習ですが、寝るとしたら、紅白歌合戦が終わって「ゆく年くる年」が始まり、午前0時を過ぎて新年になってからではないでしょうか。

その午前0時の3時間前は午後9時になります。

ただ、あくまで真夜中の午前0時前後に就寝するなら午後9時ですが、それよりももっと遅い時間の1時から2時になるなら、一時間、時間をずらしてお蕎麦を食べるといいようです。

大晦日の夜は、年越し蕎麦もあるので、その日の夜ごはんはだいたい「午後6時頃」にとる方も多いですよね。

となると、ちょうど9時前後には小腹が空くときです。

そういう意味でもベストなタイミングになります。

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年越しそばを食べてはいけない時間帯

さて、年越し蕎麦には食べてはいけない時間帯も存在します。

これには、健康面ではなく縁起担ぎの意味合いがあります。

食べてはいけない時間帯やタイミングは、年越しと同時に新年をまたぐ時間帯と午前0時の年が明けてからの時間帯です。

このタイミングで年越し蕎麦を食べるのは、「縁起が悪い」といわれています。

その理由は、「年またぎ」でお蕎麦を食べることは、「災いを今年から来年に持ち越す」という意味合いから避けた方が良いといわれています。

大晦日に蕎麦が食べられるようになった由来

大晦日に年越し蕎麦が食べれるようになったのは由来があり、その由来は一つではなくいろんな説があります。

私たちがもっともよく聞くのは、蕎麦は他の麺類よりも切れやすいという特徴から「今年一年の厄災を断ち切る」という意味合いで食べられることですよね。

他にもこんなに由来の説がありました。

  • 鎌倉時代にある寺で、「蕎麦餅」を貧しい人にごちそうしたら、翌年から運が向上したとされたこと。
  • 室町時代に、ある長者が「無病息災」の祝い歌を詠んで「蕎麦がき」を食べたとされたこと。
  • 細長い蕎麦を食べることで「長く細く生きられるように」という願いを込めたとされたこと。
  • 金の細工師が「蕎麦粉」を金粉集めに使ったとされたこと。
  • 江戸時代の商家で月の末日に食べていた「三十日蕎麦」の習慣からきたこと。
  • 植物の「ソバ」は風で倒されてもすぐ起き上がることから、その強さにあやかったとされたこと。

とこれだけの由来の説が存在しています。

縁起担ぎでいえば、日本蕎麦を食べるのが通常になるようですが、細くて長いのなら他の麺類でもいいのかもしれませんよね。

まとめ

年越し蕎麦っていつ食べるもの?正しい時間帯ってあるの?と題して紹介しました。

参考にしていただければ幸いです。

蕎麦自体は、スルッと喉ごしもよくついつい食べ過ぎてしまいそうですが、寝る前にあまりたくさん食べてしまうと胃もたれを起こしかねません。

ほどほどの量でもいいので、年越しそばを食べることに意味があるんですね。

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