夏は、お祭りに花火大会にたくさん人が移動する季節ですよね。東北三大祭りや関東三大祭といった代名詞がつくたくさんのお祭りやら花火大会やら、日本人は、お祭りやイベントが大好きなんでしょうか。

毎回、どれぐらいの人出があったか、テレビのニュースなどでも報道されていますが、あれって、どやって数えているのか気になりませんか。そこで、ここでは、「花火大会」の人出の数え方を調べてみました。参考にしてみてください。

花火大会の人出の数え方

実は、各地のお祭りや花火大会で、どんなふうに数えているのかは、それぞれ独自の方法で数えているようです。

ちょっと意外でしたよね。そこで、ここでは、具体的なお祭りを例にあげて、どんなふうに数えているか紹介しますね。

警察発表と主催者側の

一応、数え方はあるようなんですが、警察が発表している数と、主催者側が多めに数のサバをよんでいることもあるようです。

数え方にはいろんな方法があって、1平方メートルにいる人数と回転数や、その場所の敷地の面積や入り口からで出口までの時間などから割り出しているようです。これはすべての祭りや花火大会でされている数え方ではなくて、それぞれ各地によっても違うようです。

花火大会 人出 数え方

東北三大祭りの秋田の竿燈まつりの数え方

どれぐらいの人出が出ているのか、秋田県の「竿燈まつり」を例に調べてみると、実行委員会の秋田市商業観光課によれば、その数え方は「飽和状態」が基準になっているようです。

会場の約1kmの道路やその周りの通りなどには、最大で11万人入るだろうと推定されるそうです。さらに、開催時間が夜7時から9時に人が三回入れ替わるとみなして、3をかけた33万人を1日の「飽和状態」として考えるようなんです。

ここに、今年と例年の人混みの相違を実際の目で確認して比べては、加減するなどして人出を計算しているようです。ちょっとややこしいですよね。

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 東北三大祭りの青森ねぶた祭りの算出

東北三大祭りの青森ねぶた祭りでは、どんな数え方をしているのか調べてみると、6日間で319万人もの観光客を集める青森ねぶた祭りですが、その計算方法は、「積み上げ式」と呼ばれる方法で算出しています。

その方法はとってもわかりやすく、ホテル・旅館の利用客の人数、高速道路や駅の利用状況数、そこに、さらに駐車場の利用客をつけ加えて、お祭り当日の開場の混み具合を算出しています。

アルバイトを雇ってカウント!仙台七夕祭り

とってもわかりやすい方法で数えているのが、仙台七夕まつり。なんと、専属の学生アルバイトさんを2人雇って、メインの開場である一番町通りで、祭りが開催される毎日、朝9時から夜の10時まで、一人一人のお客さんをカウントして計測しているようです。

数人見逃すことはあっても、目視で数えていくなんて、すごいことですよね。そのアルバイトさんの数えた数を基本にして、他の通りでもだいたい同じぐらいの人出があっただろうと推定して、全体の人出を割り出して算出しています。

他のお祭りの人出の数え方

他の大きなお祭りではどんな数え方をしているのかみてみると、山形県が誇るお祭り「山形花笠まつり」は、通りの混み具合を目視して人出を算出するのが中心になっているようです。

福島県の「わらじまつり」も同じく、実行委員の方々が目視して人を数えるのが中心のようです。「わらじまつり」は例年27万人も訪れる大きなイベントです。それも、皆さんが自分の目で見てカウントしているんですね。

盛岡「さんさ踊り」の数え方

盛岡の「さんさ踊り」では、細かい計算式で人出を算出しています。まず、250㎡のサンプルエリアを選んで実行委員の方々がカウンターで人の数を数えることと、メイン会場が1万㎡なので、1万を250で割って40をかけているそうです。

さらに、開催時間は3時間の「さんさ踊り」なので、4回に、人が入れ替わるだろうと推定して、4をかけています。ここで終わりではありません。さらに、隣り合う通りのメイン会場の4割の人が来ただろうと見積もりして、これを加えるわけです。かなり細かいですよね。

まとめ

以上です。花火大会の人出の数え方と題して、どんなふうに人出を数えているのか紹介しました。人出には、実行委員会の発表と警察の発表に差が出ることもあります。これには、警察は安全確保の目的で数を数えているという考え方で、主催者側と違う観点で数えているため、差が出てしまう理由のようです。さて、今年はどの人出に混じりますか。

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