台風が発生してどんな進路を通るのか、私たちは天気予報で知ることになりますよね。画像には、しっかりとした目もあって台風とわかります。台風の画像は発生した時から日本を縦断したりその動きを画像で確認してきました。

でも、台風が北上していくと「温帯低気圧に変わりました」で終結を迎える感じですよね。これって、台風が消えた状態になるようですが、台風が消える条件とかはあるんでしょうか。

台風はどんな状態になると消えるの?台風が消える条件とは

台風の情報がなくなれば、台風が消えたかもしくはどこかへ行ったんだろうとわかりますが、台風が消えた場合、台風が消える条件とかあるのか、その辺りを調べてみました。

台風の定義

熱帯の海上で発生する台風の前身は「熱帯低気圧」と呼びます。最大風速は、10分間の平均がだいたい17m/s以上の風速があった場合は「台風」と位置付けています。台風は、自分の力だけではなく、上空で強い偏西風に流されながら、速い速度で北東へ進む傾向にあります。台風のエネルギーになっているのは、暖かい海面からの水蒸気です。

台風が消える条件

台風が消える条件は、

海水温が26℃以下の海域に入る

台風がエネルギーの補給ができなくなる

中心の風速が17m/s以下になる

台風が北上して、台風の上空に「寒気」の影響を受ける

これらの条件がそろうと低気圧に戻るそうです。そもそも台風は、暖かい海面からの水蒸気をエネルギーにしているわけですが、移動していく中で、海面や地上との摩擦があります。

その摩擦で絶えずエネルギーを失っていく状態になります。もし、エネルギーが供給されなくなるようになれば、だいたい二日から三日ほどで台風は消滅するそうです。低気圧から生まれた台風は、エネルギーがなくなって消えていくことにはなります。

スポンサードリンク

台風は「温帯低気圧」か「熱帯低気圧」変わる

台風は、日本付近に接近してくると、上空の強い「寒気」が流れ込むようになります。そうなると、台風本来の性質は失って「温帯低気圧」に次第に変わっていきます。

もしくは、熱のエネルギーの供給が少なくなることで、衰退して生きて「熱帯低気圧」に変わることもあります。

日本に上陸してから、台風が急速に衰えていくのは、水蒸気のエネルギーが補給できなくなり、その上、陸地の摩擦によってどんどん台風自体のエネルギーが失われていくためです。台風が消えたら「温帯低気圧」と「熱帯低気圧」のどちらかに変わります。

台風 消える 条件

台風が消えて「温帯低気圧」になったら?

実は、台風が画像から消えてしまうとホッとしてしまうところもありますが、安心するようなことでもないようです。台風が、温帯地方に進んでいくと、上空には寒気が入ってくることで台風の勢力は失われます。

そして、寒気と暖気の境目の、「前線を伴った温帯低圧」に変わると、確かに、中心付近の風速の峠は過ぎてはいます。ただ、中心の風はおさまっても、今度は強い風が広範囲に広がって、低気圧の中心から遠い地域では、大きな災害が起こることがあります。

台風が消滅したら、今度は低気圧に変わって寒気と暖気に影響をされながら低気圧として再度発達することになるわけなんです。

台風が消えて「熱帯低気圧」になったら?

台風が北に進んだ場合は、海水の温度が下がって、エネルギーの源は減らされて絶たれることになっていきます。さらに、台風が上陸して、陸上との摩擦が強まることになると、台風の勢力は弱まってきます。

この場合は、台風が「熱帯低気圧」に変わります。この場合でも、安心はできません。

「熱帯低気圧」の場合は、単に最大風速が17m/sに満たないだけで、引き続き強き台風のときと同じように強い雨が降ることもあるんです。台風は、低気圧になったからといっても安心はできないんですね。

まとめ

以上です。台風はどんな状態になると消えるの?台風が消える条件とはと題して紹介しました。温帯低気圧に変わったとたん、天気予報もそれほど注目しなくなりますが、台風から温帯低気圧に名前が変わっただけで、引き続き注意することには変わりはなさそうですね。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事
スポンサードリンク