4月のお約束「エイプリルフール」は、お子さんにもなぜ嘘をついていいの?なんて聞かれたことはありませんか。ほんと、私たちもなぜ?と思っていましたよね。
今は、エイプリルフールは、春の風物詩の一つのように定着しています。
今回は、そんなエイプリルフールの嘘は、午前中だけついていいという話があります。どんな理由やルールがあって、そんな話になっているのか調べました。
目次
エイプリルフールは午前中だけなぜ嘘をついていいのか?ルールとは?
エイプリルフールが日本に伝わったのは、江戸時代かもしくは明治時代といわれています。そして広まり始めたのが大正時代あたりということですから、そんじょそこらの歴史じゃないですよね。
その割には、グレーゾーンがたくさんあって、まだまだエイプリルフールは謎に包まれていそうです。
エイプリルフールの始まりはグレー
4月に聞く言葉で「4月馬鹿」という言葉がありますよね。実は、エイプリールの始まりや起源には、確実にコレといえるような有力な説はないそうなんです。要するにその部分はグレーのままでわかってはいないようなんです。
ただ、あえて紹介すると、ヨーロッパでは、3月25日を新しい年「新年」として、4月1日までは春の祭りを開催していたようなんです。ところが、シャルル9世が1月1日を一年の始まりとする暦を新年として採用したそうです。
これに反発した民衆が4月1日を「嘘の新年」として「馬鹿騒ぎ」をしたとか。この話が本当ならば4月馬鹿の信用性もかなり高くなりますよね。ただ、いろんな文献などで証明されたものでもないようで、確実なものではありません。
また、日本に伝わってきて広まったのが大正時代のあたりといわれていますが、実は、その前の日本では、4月1日は「不義理の日」という日があったようなんです。
ちょっとネガティブな言葉ですが、これは、日頃、ご無沙汰していて義理をちゃんとはたしていない人に対する、近況や安否を気づかって手紙を送る日だったとか。その後エイプリルフールが日本に入ってきて、不義理の日はいつの間にか消えていったようです。
エイプリールの午前中だけの嘘とルール
エイプリルフールの嘘は「午前中」のみというルールと、他にもエイプリール独自のルールがあります。これもどこからきたものかは定かなものではないようです。
嘘は午前中について、午後にそれは「嘘だった」と伝えること
誰かが不幸になるような嘘はつかない
一度ついた嘘は今年一年で実現すること
一度ついた嘘は、今年一年で実現しないこと
嘘をつかれても笑って許すこと
などがあげられます。
このルールは、どこの誰が、どのタイミングでこういったルールにしたのかは、わからないので、とりあえずざっくりと紹介してみました。ここで注目したいのは、嘘は午前中について、午後はそれは「嘘だった」と伝えること、ではないでしょうか。
また、一度着いた嘘は今年一年で実現すること、もしくは、一年で実現しないことになっているところも不思議ですよね。
午前中だけなぜ嘘をつていいの?
さて、先ほども紹介したように、嘘は午前中について、午後にそれは「嘘だった」と伝える、この「午前中」だけの嘘はどこからきたのか調べてみると、各国でもエイプリルフールでは、一日中嘘をついていい地域や、いたずらをするような地域もあってルールを作っているところもあるそうです。
その中で、午前ルールはイギリスが発祥になっているそうです。ただし、これもまた、はっきりとした記録などが残っているわけでもないので、ここもまたグレーゾーンになります。
はっきりしたことが分かっていないにも関わらず、いつのまにか、「嘘は午前中」だけというルールが静かに浸透していっているのも不思議ですよね。ただ、そういうルールが暗黙の了解ならそれに従うのがいいのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。エイプリルフールのルールを中心に紹介しましたが、エイプリルフールが入るまでは「不義理」の日があったのも、ちょっとびっくりですよね。日本人の性格でいえば、人とのコミュニケーションを大切にする意味もあったのかもしれませんが、それがエイプリルフールに変わっていったのも不思議ですよね。
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