今回は、恵方巻のなぜ?について書いていきます。昔は節分の豆まきが注目されていましたが、ここ数年、恵方巻がメディアでもよく取り上げられていますよね。恵方巻についてはコンビニでも競争して売られることでいろんな問題もありました。

さて、ここでは、そんな人気の恵方巻を食べるのはいつなのか、また、2018年の方角と、なぜその方角を向いて食べるのか、そんな恵方巻のなぜ?について調べました。

恵方巻食べるのはいつ?2018年の方角は?なぜその方角?

節分に食べると縁起がいいとされてきた「恵方巻」ですが、もともとは大阪で食べられていた海苔巻きが全国に広まったものだったようです。また、毎年、恵方巻は決められた方角に向かった食べるものとされています。

恵方巻の起源は?

恵方巻を食べることになった起源は、いろんな説がありますが、始まりとしては、大阪地方を中心にして節分に「太巻き(巻き寿司)」を食べる習慣が、のちに全国に広がったもののようです。

最近、恵方巻は話題にもなっていますが、もともとは「恵方巻」という呼び名は、コンビニ大手のセブンイレブンだったことをご存知でしょうか。これを知らない方が多いようですが、実は1998年の平成10年にセブンイレブンが「丸かぶり寿司 恵方巻」として販売したことから、全国に広まっていったものなんです。

なので、「恵方巻」という呼び名がつく前は、「丸かぶり寿司」や「節分の巻寿司」」と呼ばれたり、「幸運巻きずし」などと縁起の良さそうな名前で呼ばれていたんです。どれも私たちには馴染みがありませんよね。今や恵方巻は全国区で呼ばれる名称になりました。

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恵方巻はなぜ節分に食べるの?

まず、節分の意味を説明しておきましょう。節分とは本来は「季節を分ける」ことの意味を表します。季節が移り変わっていく「節日」を示していて、「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の4回のそれぞれの「前日」を指している日が節分になります。

その中でも、寒さの厳しい冬の季節をやっと乗り越えたあとの「立春」は、一年の始まりとして捉えられて、特に「尊ぶ」とされていたため、次第に「節分」は「立春」の前日のみを示す言葉になっていったようです。

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さらに、一年の始まりである新年は、「立春」であるとするなら、立春の前日にある「節分」は、「大晦日」に該当します。そのために「大晦日」でもある「節分」は、「一年の災いを払うための厄払いの行事」として捉えられて、各地で執り行われるようになっていったようです。

節分には、「豆まき」がありますが、季節の変わり目に鬼(邪気)が生じると考えられていたことから、邪気を追い払う意味で行ってきた行事です。そして、大阪から始まった「恵方巻」も「豆まき」同様に、厄払いの行事の一つとして今に至ります。

2018年の方角は?なぜその方角を向いて食べるの?

2018年の方角は<「南南東」丙・辛 ・戊・癸>となります。

恵方巻き いつ 2018 方角

恵方巻は「その年の恵方に向かって食べる」という習わしになっていますが、「恵方」とは、その年の幸福を司る「歳徳神(としとくじん)」のいる方角のことを意味していて、その年の最も良いとされる方角のことを示します。

昔からの習わしに「歳徳神のいる方角に向かって事を行えば、万事に吉とする」とされていて、節分や初詣などのときには、その年の恵方にあたる方角の自社に詣でる習慣があったようです。だから、恵方巻をその年の恵方に向いて食べるわけです。

恵方は毎年違う

恵方は、「十二支」だけではなく「十干(じっかん)」も組み合わせた「干支(えと・かんし)」に基づいて決められています。「十干」は、10種類からなっていて「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)」です。

これと十二支を組み合わせた60を周期とする「干支(えと・かんし)」となります。

だから恵方の方角は、その年によって違うんですね。方角は「東北東やや東」「西南西やや西」「南南東やや南」「北北西やや北」の4つあって、そのうちのどれかの方角になるわけです。

まとめ

以上です。恵方巻の方角などについて紹介しました。恵方のその年の方角については、むずかしいことはわからなくてもこの4つの方角さえ分かっていれば大丈夫ですよね。ちなみに2019年=「東北東やや東」、2020年は「北北西やや北」になります。

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