今回は、ハロウィンでおなじみのかぼちゃについて。ハロウィンで使われているかぼちゃは、もともと食用に栽培されていないようですが、食べることができないのか、ハロウィンのかぼちゃのあれこれを調べてみました。
目次
ハロウィンかぼちゃ!なぜ食用じゃないの?食べることは?
お正月の鏡餅なんかだと、お正月が終わったら食べたりしますよね。かぼちゃの場合は、ハロウィン後に食べたりしないんでしょうか。
そのまま捨てるのももったいないような。ハロウィンのかぼちゃはどうなるのか。
オレンジのかぼちゃ観賞用
私たちが普段食べる、スーパーなどに置かれているかぼちゃは、「緑」のかぼちゃですよね。ハロウィンに使われているのは「オレンジ色」のかぼちゃです。ハロウィンで使われるかぼちゃは「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれています。
実は、基本的にオレンジ色のかぼちゃは、家畜用としての飼料に使われることもあるようですが、あくまでも観賞用としてのもので、食べることは想定したかぼちゃではないようです。
食べようにも中身はスカスカ
ハロウィン用の黄色いかぼちゃは、食べようにも中身はスカスカでほとんど入っていないようです。ただ、中身が柔らかいので、ハロウィンようにくり抜くのも、普通のかぼちゃよりは楽なようです。
最初に、かぼちゃの表面に目や口を描いて、頭の部分を切り取って、そこからスプーンで中身を書き出していきます。中身は緑のかぼちゃのようにぎっしりというわけではないので、軽々とスプーンが入っていきます。
なぜ食用に栽培されないの?食べることはできる?
一応、中身はスカスカであっても、食べることはできます。ただ、美味しくないようなんです。日本人はあまり食べませんが外国では、ハロウィンのかぼちゃを食べるところもあるようです。
味を気にしなければ、一応食べられることは食べられそうですが、味のことがあって、家畜用の飼料に使われたりするんですね。味は、少なくとも日本人の口には合わない事もあって、日本でも食用としては栽培できないようです。
ハロウィンのかぼちゃの味
どんなふうに美味しくないのかを調べてみると「味が薄い」「水っぽい」「固い」「渋い」という感想になるそうです。日本人は、和食としてかぼちゃを煮たり天ぷらにして揚げたりしますが、緑の味の濃いかぼちゃに慣れていると、かなり微妙な味わいになるそうです。
ハロウィン用に栽培している農家の方も、食べることはすすめていないようです。
ハロウィン後は衛生面が心配
ハロウィンでランタンの役目を果たすかぼちゃですが、ハロウィンのデコレーションとして飾ったり、中にろうそくなどを立てたりすれば、雑菌もくっつきます。さらに、日にちが経てば、腐ってもきますよね。
なので、衛生面の心配を考えると、ハロウィンで使ったかぼちゃを食べるのはやめたほうがいいようです。あくまでも見て楽しむものですね。
緑のかぼちゃのハロウィンもありかも
せっかく用意しても捨てるのがもったいないという方は、ちょっと時間はかかりますが、緑のかぼちゃでハロウィンを作るのもありなようです。これなら、中身をしっかり食べることもできます。
実際、レストランなどでも中身をくり抜いて、グラタンなどの料理の器のように使っているところもありますよね。
ハロウィンは「かぼちゃを食べる日」じゃない。
間違っている方も多いようですが、ハロウィンは、かぼちゃを食べる日ではないんです。先ほども紹介したように、くり抜いたかぼちゃを顔に見たてて「飾る」ものなんです。そもそもハロウィンにはかぼちゃを食べるという定義のようなものはないようですよ。
かぼちゃを食べる日は、「冬至」が有名ですよね。また、海外では、ハロウィンのかぼちゃは食べなくても、パンプキンプリンやかぼちゃのシチュー、グラタンなどを食べるところもあるようです。
まとめ
ハロウィンのかぼちゃは、大きいのが一番目につきますが、あれで食べられたら行事といた面から見ても納得できますよね。食べ物にまつわる行事や風習はいろいろありますが、食べないハロウィンのかぼちゃは、ある意味、めずらしいのかもしれませんね。
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