花粉症は、花粉だけで発症するものではありません。地方に暮らす人や、スギやヒノキのある地域に住む人、伐採を仕事としている人などは花粉症にはならないそうです。

また、花粉症は、体質や環境にも大きく影響を受ける様です。花粉症にならない、または、花粉症を軽減する方法を探ってみたいと思います。

花粉症を起こしやすくする(悪化させる)要因

排気ガス(大気汚染)

ストレス

食生活

排気ガスとは

排気ガスとは、体に悪い影響を及ぼす公害の1つです。

石油を原料とする色々なものを作ったり使用する時に化学反応を起き、そこからでる排気ガスと呼ばれる気体は、空気中に広がって環境を汚染します。

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排気ガスの成分

一酸化炭素

炭化水素

窒素化合物(NOx)

粒子状物質(PM)

二酸化炭素(CO2)

硫黄酸化物

・・・など

排気ガスの影響

地球の温暖化

車から吐き出される二酸化炭素は温室効果ガスにも含まれ、地球の温暖化の大きな原因になっています。

地球が温暖化するということは、年を追うごとに温度(気温)が上がっていくということですから、氷に被われた南極や北極の万年氷でさえ溶けだし、多くの島が海に沈むことになります。

そうなれば、私達の命に関わるとても深刻な事態になります。

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環境の破壊

排気ガスは、土壌を汚染します。

土地が汚染されることによって異常な作物が育ったり、作物が育たなかったりすると世界中の収穫高が減り、食糧不足に陥る恐れがあります。

健康への被害

空気中に吐き出されたガスは、体に良くない(有害な)物質を含んでいて、「大気汚染物資」と呼ばれます。

そして、その「大気汚染物資」を呼吸と共に吸い続けています。

そのために、「咳が止まらなくなる」や「呼吸困難」など、呼吸器系に異常がでたり、「意識障害」や「ひきつけ」や「肺ガン」などの原因にもなる様です。

・・・など

ストレスの原因

「ストレス」は、「仕事」や「生活」など全ての中で感じる可能性があります。

また、ストレスは「精神的なもの」と思いがちですが、実は、「肉体的なストレス」もあるのです。

あらゆるストレスが原因で、花粉症になることは否定できません。

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寝不足(睡眠不足)

睡眠の質が低くなる原因は、花粉症などによる酷い鼻詰まりや鼻水などで、睡眠中に口呼吸になるからだといわれていますが、ホルモンのバランスを崩す原因にもなります。

運動不足

運動不足は、筋肉量を減らし、体の中の熱量も減ってしまいます。

すると、免疫細胞の活動が低くなり、それが、花粉症の原因や花粉症をより悪くすることにつながります。

運動は、新陳代謝を向上させて筋力を上げ、体温が上がることで免疫細胞が活発になり、「運動が気分転換になる」ことが加わってストレスの軽減にも役立ちます。

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お酒を飲む

お酒は、「百薬の長」ともいわれていますが、飲み過ぎは眠りを浅くし、肝機能を低下させ、免疫力も下がるなど、結果的に花粉症の原因や花粉症をより悪くすることにつながります。

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たばこを吸う

たばこは毛細血管を細くし、血流が悪くなることでストレスを感じる様になります。

たばこが原因で、鼻やのどの粘膜を傷付けて炎症を起こすなど、花粉症の原因や花粉症をより悪くするだけでなく、ガンなどの原因にもなります。

添加物が多い食事や脂っこい食事など

仕事や忙しさで乱れた食生活の中で添加物が多い食事や脂っこい食事などを続けていると、胃腸の免疫力が下がって弱くなり、特に腸内環境(腸内フローラ)が悪くなることで悪玉菌が増えてしまいます。

ストレスは、自律神経のバランスを崩したり、免疫力を弱めたりするといわれ、花粉症になったり、花粉症を悪化させたりする恐れがあります。

花粉症になりにくい、または悪化させない栄養(食事)

特に都会では、アレルゲンがたくさんあり、呼吸と一緒に吸い込んでいます。

一方、食事では、脂肪酸(オメガ6系とオメガ3系)のバランスが悪くなっています。この2つのことが、体に良くない影響を与えている様です。

オメガ6系脂肪酸:肉・加工食品・スナック菓子など

オメガ6系脂肪酸から作られた生理活性物質には、生活習慣病やガンなどのリスクがあり、免疫反応を過激にするなどの作用がある様です。

オメガ3系脂肪酸:魚・ナッツルイ・海藻類など

オメガ3系脂肪酸(α‐リノレン酸)から作られる生理活性物質を基にしたEPAは、炎症やアレルギーを抑える働きがある様です。

腸の働き

人の体は、入り口(口)から出口(肛門)まで、1本の管になっています。口から取り入れた食物は胃で消化され、腸で栄養分を吸収して体中に送っています。腸には、体全体の約60%の免疫細胞が含まれているそうです。

この仕組みから、腸の役目は、「栄養分の吸収と最大の防衛」ということです。一方、口から入ったウイルスや菌なども食物と同じ様に体の中を通過し、やがて腸に届きます。

腸は、体全体の60%の免疫細胞をフルに活用して、ウイルスや菌などの排除に努めます。体の免疫を上げることができたら、ウイルスや菌など、様々な有害なものから体を守ることができるのです。

腸の免疫を上げる

腸が、体の中の「最大の防衛ライン」だということが分かりました。腸の中の免疫を上げ、細胞(=免疫細胞)を強くすることを考えれば良いわけです。

腸の免疫細胞を強くするには、なんといっても「発酵食品=乳酸菌」です。

発酵食品といえば、「漬物」、「しょう油」、「みそ」などがあり、その種類は、「植物由来=植物を発酵させた」乳酸菌です。

発酵食品は、体を丈夫にする食品として、昔から日本文化にもなっています。

また、京都の漬物(すぐき)から新しく「ラブレ菌」いう乳酸菌が発見され、また1つ、腸の免疫を上げる材料が増えました。

※一方、発酵した「乳」を生育するものは「動物性乳酸菌」と呼び、「植物性乳酸菌」と区別しています。 「植物性乳酸菌」の種類は、「動物性乳酸菌」の10倍ほどもあるそうです。

まとめ

花粉症は、花粉だけを吸い込んで発症するのではない様です。生活しているところ(国や地域)の「環境」、日常生活の上で感じる色々な「ストレス」や、自身の生活の中の「寝不足」、「運動不足」、「喫煙」、さらに自身の「食生活」など、花粉症になってしまう条件はたくさんある様です。

1番の原因は免疫力の低下だと思われますが、免疫力を維持、あるいは向上させるのに最も良い方法は、「発酵食品」を日々の食事に取り入れることです。発酵食品は、体に中の腸にある免疫細胞を強くします。

発酵食品には、ほかにも「チーズ」、「ヨーグルト」、「乳酸菌飲料」などを含む「動物性乳酸菌」がありますが、注目は、やはり「植物性乳酸菌」です。「植物性乳酸菌」は、栄養が乏しく塩分や酸度が高いのですが、低温でも育つなど過酷な環境に耐えられる乳酸菌ということですから「植物性乳酸菌」に注目して、食事の中に取り入れることをおすすめします。

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