ひな祭りは、お子さんにとっても家族にとっても大切な行事になりますが、ひな祭りも終えてしまえば、あとは片づけをするだけです。ところが、割と皆さん片付けが後回しになっていることが多いようです。

最近は、仕事をもつママさんもいることから、どうしても片付けだけが後回しになってしまうんですね。そうなると、夜に片づける方もいるんじゃないでしょうか。夜の片づけはいいんでしょうか?本来はいつ片づけるものなのでしょう。

雛人形の片づけをするのは夜でもいいの?いつ片づける?時期は?

ひな人形を夜に片づけるのも気になりますが、何よりも湿気などが大敵になりそうです。また、片づけない時には「お内裏様」の向きを変えるという習わしもあるようです。

雛人形の片付けは夜でもいいの?

雛人形 片付け 夜 いつ 時期

実は、雛人形を夜に片づけるのは、あまり良くないとされています。昔から夜の「禁忌(きんき)」と呼ばれる行為があって、夜に爪を切るなと親にいわれたことはないでしょうか。

昔から、夜は神聖な神霊・人間の霊魂魑魅魍魎(ちみもうりょう)や妖怪などの時間帯といわれていて、この時間帯はひな祭りを片づけないとう言い伝えがあります。この言い伝えでいくと、夜は片づけない方がいいかもしれません。

また、雛人形の片づけは、時間帯よりも、心配なのが「湿気」になります。本来、雛人形を片づける日は「カラッとした晴れの日」にするのが一番適しています。人形は湿気を嫌います。もし、雨の夜だった場合は、湿気が多くなりますよね。

その状態で片づけてしまうと、湿気がカビの原因を作ったり虫がわく原因になってしまいます。また、雛人形を片づけるときに、素手で片づけている方がほとんどではないでしょうか。

素手で片づけてしまうと、手の皮膚についている「皮脂」が人形についてしまい、そこからシミにもなってしまうので、片づける時には「手袋」をするのが必須です。雛人形を飾っている間は、毎日、軽くでいいのでホコリを払っておくと、片づけるときに楽ですよ。

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片付けができないままのときは?

天気の良い日と、自分の都合を考えるとタイミングがなかなか合わなかったりすれば、片づけがどんどん遅くなりますよね。もし、そのことが気になるようであれば、正面を見て座っている「お内裏雛を後ろ向き」にするといいようです。

後ろ向きにさせることは「眠った」もしくは「帰った」という解釈の意味で捉える地域もあるようですから、まだ、片付けまで日にちがあるようなら、後ろ向きにしてあげましょう。

ひな祭りはいつ片づける?時期は?

お雛様を飾る時期は、「立春」から2月中旬にかけて出すのが良いとされています。ちょうど節分で豆まきなどをして厄を払ったあとに飾るのは時期的にもいいですよね。反対に、雛人形をしまう時期は、これは、その地域によっても違うようですが、早いところでは3月3日が終わったらすぐに片づけるところが多いです。

ただ、旧暦の4月3日まで飾っておく地域もあります。なので、ひな祭りを片づけるのは、ひな祭りからだいたい2週間ほどを目安にして片づけましょう。時期で言えば新暦の3月中旬頃までにしまうのがベストになりそうです。

旧暦に合わせている地域なら4月中旬ぐらいまでに片づけたいですよね。また、一応ひな祭りを片づけるという日が存在します。それは「啓蟄の日(けいちつのひ)」で、二十四節気の一つになり、具体的な日付は3月6日頃のことを指しています。

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二十四節気

二十四節気は、太陽の運行を元にしてつくられた「季節」を知る目安になります。節分を基準にして1年間を24等分し、約15日ごとに分かれていて、それぞれに季節を表わす名前があって、その一つが「啓蟄」です。

啓蟄の意味には、春のぬくもりを感じて、冬ごもりをしてた虫が外に出てくる」という意味をもっていて、「啓」には「開放する」・「ひらく」・「夜が明ける」などの意味があって、それらの言葉をつなげてつくったのが「啓蟄」です。

まとめ

以上です。ひな人形の片づける時期などを中心に紹介しました。夜に片づけるのは、縁起担ぎで考えるとあまり良くないですよね。湿気の面などを考えてもやはり昼間の天気の良い日がもっともベストなようです。来年がっかりしないように湿気の少ない日を狙って片づけましょう。

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