梅雨は雨の日が多く家にこもりがちになってしまいますが、曇りの日が多いため、紫外線の量が少なく、出かけるのに適した時期でもあります。今回は、鎌倉へ梅雨に行くときのオススメスポットをまとめてみました。まず、鎌倉について紹介します。
鎌倉は、神奈川県にある地域です。
周りが山と海に囲まれているため、天然の要塞のような役割を果たしていた鎌倉は、古代から郡衙が設置されるなど、重要な役割を持った地域でした。
鎌倉が大きく発展したのは、鎌倉時代に源頼朝がここに鎌倉幕府を置いて武家政権を成立させたことが大きく関係しています。
幕府が置かれたことによって、鎌倉街道という道が整備され、海上貿易も発展しました。
また、力を持った御家人が鎌倉に移り住んだために商業なども発展し、文化の面では鎌倉五山などが置かれ、関東における文化の中心地にもなったのです。
鎌倉幕府が倒れた後も、室町時代には鎌倉公方が置かれ、文化の中心ではなくなったものの、発展した都市として存在していた鎌倉ですが、享徳の乱の際に足利成氏が別の土地に公方をを成立させたことから、鎌倉は衰退していきます。
明治中期以降に保養地や別荘地として注目を集め、昭和以降に観光地として発展を遂げることになったため、中世以来の建造物があまりなく、文化遺産として価値の高い中世の都市のなごりが多い地域になりました。
歴史情緒溢れる鎌倉に、梅雨に出かける際のオススメスポットについて次の段落からまとめていきます。
梅雨の時期にオススメな鎌倉のスポット
梅雨の時期といえば、雨、カエル、カタツムリ…そして、アジサイです!
鎌倉は山と海に囲まれている湿潤な土地のため、アジサイの生育にとても適しています。
そのため、市内のあちこちにアジサイが咲き乱れており、鎌倉にアジサイを見に訪れる人も多いのです。
その中でも特にアジサイの名所として知られているスポットについてまとめていきます。
明月院
別名、「アジサイ寺」と呼ばれているほど、アジサイの観光名所として有名なお寺です。
明月院は、北鎌倉にあります。
6月になると、明月院の最寄りの北鎌倉駅から参道までが、アジサイを見に来る人で大変混雑します。
この頃の明月院の境内には、淡いブルーのアジサイがたくさん咲き誇っています。
咲いているアジサイの品種の8割から9割が、ヒメアジサイという品種です。
ヒメアジサイは日本古来からあるアジサイの1つで、西洋アジサイに比べて、やや小ぶりな可愛らしい花を咲かせます。アジサイの季節、明月院は本堂後庭園の特別公開を行なっています。
この庭園は、通常なら本堂の円窓ごしにしか見ることができません。
初夏のアジサイやハナショウブの咲く時期と、紅葉の時期だけ特別に公開されて、中に入ることができます。
拝観料は別料金で1人500円です。
http://www.kamakura-burabura.com/meisyokitakamakrameigetuin.htm
長谷寺
長谷寺は、明月院と並ぶ人気を持つ、アジサイが綺麗なお寺です。
長谷寺は、本尊である十一面観音像がまつられている、観音堂の観音ミュージアムのわきから背後の山に向かって、散策路がつくられています。
6月にはその散策路の周辺に、なんと40種類以上、約2500株のアジサイが咲き誇ることになるのです。
明月院のアジサイは同じ色で統一されていますが、長谷寺のアジサイは、種類が多く、色も様々です。
散策路が狭いため、アジサイのシーズンには入場制限がかかることがあります。
鶴岡八幡宮
梅雨の時期だけでなく、一年中人気のある鎌倉のスポットです。
入り口付近には屋台も立ち並んでいるため、明月院や長谷寺で紫陽花を楽しんだ後に小腹を満たしに立寄ることがオススメです。
鶴岡八幡宮には様々な催し物があり、神前結婚式を見ることができる場合もあります。
まとめ
アジサイの名所が沢山ある鎌倉は、梅雨の時期だからこそ訪れるべき場所が多くあることが分かりました。
梅雨の時期の運動不足解消に、鎌倉にアジサイの花と鎌倉が持つ特有な雰囲気を味わいに立ち寄ってください。
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