題名を見ていただいたとおり、ちょっと衝撃なニュースになりますが、なんと、かき氷の一般的なシロップって実はおんなじ味だったというお話が、ここにきて話題に上がっています!
夏祭り、もしくは、お店などで涼むためにかき氷を頼みますが、何の味がいいかな?って悩みますよね。
その日その日によって、食べたい味が違います。それが、すべて同じ味だったって、ど~ゆこと!?今回は、かき氷のシロップを掘り下げて調べました!
目次
かき氷のシロップは、実は同じ味
まず、最初に間違いのないようにシロップについて書いておきますね。かき氷の中でもコーヒー味やあずき、宇治金時、カルピス味などの特殊な味につては、それぞれ違います。
これは間違いないんです。問題は、もう古くからある、イチゴ味やメロン味などのシロップのことなんです。さて、いったい何がどうなっているんでしょうか。
シロップの成分から探る!
さて、より正確に知っていただくために、イチゴ味・メロン、最近よく見るようになったハワイアンブルー味の成分を調べてみました。
イチゴ味
黒糖ぶどう糖液糖・香料・酸味料・色素:ハラサキイモ色素・紅花色素・増粘多糖類・調味料(有機酸等)・甘味料(アマチャ、カンゾウ)
メロン味
黒糖ぶどう糖液糖・香料・酸味料・色素:黄色4号、黄色1号・増粘多糖類・調味料(有機酸等)・甘味料(アマチャ、カンゾウ)
ハワイアンブルー
黒糖ぶどう糖液糖・香料・酸味料・色素:青色1号・増粘多糖類・調味料(有機酸等)・甘味料(アマチャ、カンゾウ)
これを比較してみると色素以外はすべて成分が同じことがよくわかりますよね。
シロップの味は同じはず
かき氷に使われているシロップの味は、原液でなめるとかなり甘く、ちょっとした酸味があるのが特徴になっています。とはいっても、色素以外はすべて同じなので、本来なら、「シロップの味」は、成分がすべて同じなので、同じ味になるはずなんです。
このシロップの味については、話題になって、味覚センサー「レオ」でも検証されたようです。ということは、今まで、あれだけ悩んで決めた「イチゴ味」は、メロン味でも、ハワイアンブルーの味でもあったということになりますよね。これはすべての人がそう思ってきたわけですから、何か仕組みというか秘密があるんでしょうか。
同じ味のはずなのになぜ?
さて、ここからは、ちょっと小難しいお話になりますが、これを書かないことには真相を探れません。なぜ同じはずなのに違う味に感じるのかは、「視角」・「嗅覚」・「味覚」の3つが理由にあげられるようです。
視覚と味覚
かき氷のシロップは、同じ成分なので本来なら違う味と認識されますよね。ところが、一つは、色が違うことから、「勝手に違う味として認識」してしまっているんです。色が緑ならば、「メロン味だ」と視覚で確認しますよね。
違う味に感じるメカニズムは、こうです。かき氷の味を判断する前に、かき氷の冷たさで、まず「舌が麻痺」しますよね。そのために、「味覚」を感じるよりも先に、「視角」で目のほうが強く働くそうなんです。これが味の錯覚の一番の影響と言われています。
嗅覚
それぞれの香りに対しては、それぞれ「イチゴ味=赤やピンク」「メロン味=緑」と色が違っているので、味は違いませんが匂いが違うので嗅覚でその違いを嗅ぎ取るようです。
要するに、視覚で「色」を認識して、さらに匂いが揃えば、頭の中で「これはイチゴ味!」と決めつける思い込みになってしまうようです。本当に面白い現象ですよね。
さて、ここまでくると、ちょっと騙されていたような感じもしますが、人の味覚や嗅覚を知る上では、とても興味深いですよね。
まとめ
いかがでしたか。題名からちょっとびっくりするような内容だったので、興味を持って読んでいただけたんじゃないでしょうか。私たちが、何か食べ物注文する時って、これはこんな味といった漠然とした想像が働くからこそ、それを注文するわけですよね。それとぴったりな味が、まさにかき氷のイチゴやメロン味でしたよね。これが、カレーライスとなるとお店によって「ん?」ちょっと想像と違うかも?なんて思います。さて、今年のかき氷は興味深く味わえそうですよね。
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