今回は、台風の影響が大きいのは東側なのか西側なのか、どっちなのか台風の疑問について調べました。テレビでよく耳にするのは、「台風の東側は十分な注意を」といったコメント聞きます。

台風は、毎年やってくるものです。この機会に台風についての疑問を解決しましょう。

台風の影響が大きいのは東側と西側どっち?

台風の影響が大きいのは東側か西側を知る前に、まずは台風ができるまでの仕組みを紐解く必要があるようです。

台風ができるまでのメカニズム

台風は、日本列島に接近してくると、「偏西風」などの影響も受けて、東に進路を変えた!なんて情報を耳にすることがよくありますよね。台風は、フィリピンなどがある南の海上の「赤道付近」で作られます。

暖められた湿った空気が、上昇気流に乗って空高く上っていって、近くの空気を巻き込みながらどんどん大きな渦になっていって、「台風」へと変化します。この時の風の向きは、反時計回りの「左巻き」に吹きながら渦を作っていきます。

台風の風の特性

台風は、巨大な空気の渦巻きになっているものです。その動きは、地上付近で真上から見ると「反時計回りに」強い風が吹き込んでいる状態です。台風は、「右側」と「左側」では、風の強さが違います。

進行方向に向かって「右の半分」は、台風自身が持っている風と、台風を移動せる周りの風が、同じ方向に吹いているんですね。同じ方向に二つの風が吹くわけですから、そのぶん風は強くなります。

台風は、日本に近くまできはじめると、偏西風にひっぱられるように速度を増していきます。一方、もう半分の「左の半分」は、台風自身の風は「逆」に吹いているので、右の半円に比べれば、風速するといくぶん小さい吹き方になります。右側と違って左側の風の勢いはおさえられることになります。

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 台風の影響を受けやすいのが東側

さて、台風の特性を紹介しましたが、台風自身が持っている風と、台風を動かす風が一緒に同じ方向に向かう「右半分」。

二つの要素を持った風が吹くわけなので、右半分はかなり影響があるということがわかりますよね。この「右半分」が「東側」に該当します。ほとんどの台風は、太平洋側へと逸れていくので、本州のほとんどは台風の西側になることが多いです。

台風 影響 東側 西側

近年の竜巻

近年聞くのが「竜巻」ですよね。建物やプレハブなど、すべてのものを巻き込んでいく竜巻は、もう人ごとではなくなってきつつあります。台風が上陸しているようなときは、大気が不安定なこともあって、「竜巻」が発生しやすいといった状況になるんだそうです。

そうはいっても、技術も進んできて最近は、ある程度の竜巻の発生確率を予想したり、竜巻の発生時間なども予測できるようになってきてはいるようです。竜巻の危険が迫っている時には、目視で確認できるポイントもあります。

例えば、台風が上陸している中で、空に黒く大きな入道雲(積乱雲)が見えたら、すぐにその場を離れた方がいいかもしれません。このようなときには、竜巻が発生しやすいようです。

台風から大雨なるのは?

台風がいつまでもノロノロしていれば、それだけ長時間、大雨に降ることも多いですよね。これは、南の海上から暖かく湿った空気が、台風に向かって流れ込んでくるので、前線が停滞していたりすると、さらに湿った空気が前線を刺激して、大雨につながっていきます。

台風の動きの特徴は「北上」するといった特徴です。暖かい海面から、水蒸気をエネルギーにしてどんどん発達して北上していきます。だから、日本付近にとどまっている前線の活動を活発にしてしまうんですね。台風の時期は風も心配ですが大雨にも十分な注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか。台風の影響が大きいのは東側と西側どっち?と題して紹介しましたが、参考になっていただけると幸いです。最近の気象情報は、昔よりももっと詳しくなったような気がしますよね。これは、自分たちである程度の知識を深めて、災害に備えるということなんでしょうか。今年の台風はどうなるのでしょうか。

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