東京マラソンは世界6大マラソンの一つにも認定されている、日本最大の市民マラソン大会です。

国内のみならず世界各地からの参加も多く、マラソンランナーなら一度は参加してみたいと思う憧れの舞台なのではないでしょうか。

しかしその分応募数も多く、毎年出場資格を得るための抽選倍率は10倍を超えているのが現実です。

2020年の東京オリンピックをはじめ、さまざまな国際大会の代表選考大会の位置づけもあるこの大会のことを知ることで、マラソンの素晴らしさを再確認したり、より興味を持ったりできるかもしれませんね。

間近に迫った東京マラソン2018のホームページの情報を中心にご紹介します。

東京マラソン2018の種目

東京マラソン2018 種目

マラソンと10㎞にわかれます。

マラソン・・・男子・女子と車いす男子・女子

10km・・・ジュニア&ユース
視覚障害者・知的障害者・移植者・車いすの各男子・女子

東京マラソン2018のエントリー期限

東京マラソン2018 期限

一般ランナー(マラソン,10㎞)のエントリー期間は、2017年8月1日(火)10:00から8月31日(木)17:00まででした。

ちなみに、一般ランナーのエントリー期間前に『ONE TOKYOプレミアムメンバー』対象の先行エントリーやチャリティランナーの受付が行われるそうです。

東京マラソン2018の参加資格

東京マラソン2018 参加資格

以下の条件にあてはまる者で、主催者が出場を認めた者となります。

■マラソンは、大会当日に満19歳以上であることが条件で、定員が35,500人です。

内訳は下記のとおり。

【一般】
・6時間40分以内に完走できる者

※障害を持ち単独走行が困難な場合伴走者1人をつけること(盲導犬は不可)

【準エリート】(1800人)
・「RUN as ONE – Tokyo Marathon 2018」に定める推薦基準に達する者

【エリート】(100人)
・2017年度日本陸上競技連盟登録競技者で、別途定める参加基準に達する者

・招待選手(日本陸上競技連盟が推薦する国内・国外の者)

【車いす一般】(10人)
・レース仕様車で2時間10分以内に完走でき、かつ障害者手帳を有する者

【車いすエリート】(30人)
・2017年度日本パラ陸上競技連盟登録者かつ2018年IPC登録予定者で、大会当日にWorld Para Athletics国際クラ(T53・T54)を所持している者。

なおかつWorld Para Athletics公認大会で、男子1時間50分以内、女子2時間以内の記録を有する者

・招待選手(日本パラ陸上競技連盟が推薦する国内・国外の者)

■10kmは、大会当日満16歳以上であることが条件で、定員は500人です。

内訳は下記の通り。

【ジュニア&ユース】(290人)

・大会当日満16歳から満18歳までの1時間30分以内に完走できる者

(1999年2月26日以降、2002年2月25日までに生まれた者)

・東京都が東日本大震災復興支援を目的として企画する事業に参加する者を含む

【視覚障害者】(50人)
・大会当日満16歳以上

・1時間30分以内に完走でき、かつ障害者手帳を有する者

※単独走行が困難な場合は、伴走者1人をつけること(盲導犬は不可)

【知的障害者】(100人)
・大会当日満16歳以上

・1時間30分以内に完走でき、かつ障害者手帳を有する者

※単独走行が困難な場合は、伴走者1人をつけること

【移植者】(50人)

・大会当日満16歳以上

・1時間30分以内に完走でき、かつ障害者手帳,診断書等で移植を証明できる者

※臓器移植者,骨髄移植者に限る

【車いす】(10人)

・大会当日満16歳以上

・レース仕様車で35分以内に完走でき、かつ障害者手帳を有する者

※レース仕様車とは大会当日に適用される最新のWorld Para Athletics競技規則に定められた規格の車いすのことを指す

東京マラソン2018の選出方法

東京マラソン2018 選出方法

大きく分けて3回の抽選チャンスがあるようです。

7月の先行エントリー,8月の一般エントリー,そしていずれも落選だった人のための二次抽選が11月という流れです。

チャリティランナー枠は先着順なので、定員になり次第締め切りとなります。

一般ランナー(マラソン・10㎞)については、8月1日(火)10:00から8月31日(木)17:00まで、大会公式のエントリーサイトで受付後、抽選で参加者を決定します。

東京マラソン2018年の倍率

今回の倍率は、プレミアム先行枠が8月10日に、一般枠が9月1日に発表されました。

一般枠は定員26,370人に対して抽選対象が319,777人ということで、12,13倍となったようです。

先行枠は9.05倍、10㎞は2.54倍という結果が報告されています。

ちなみに前回2017年大会の一般枠の倍率は過去最高の12.2倍,プレミアム先行枠は9.6倍,10㎞は3.1倍でした。

東京マラソン2018の日程

東京マラソン2018 日程

ここからは出場権を得た選手が知っておくべき情報を、東京マラソン2018のホームページから抜粋してご紹介します。

日時

2018年(平成30年)2月25日(日)
9:05 車いすマラソン,車いす10kmスタート
9:10 マラソン,10kmスタート
10:50 10km競技終了
16:10 マラソン競技終了

参加料

前回と同じ金額となっています。

マラソンは国内選手10,800円,海外選手12,800円
10kmは国内選手5,600円,海外6,700円
※事務手数料・消費税込み

参加規則

国際陸上競技連盟(IAAF)並びに日本陸上競技連盟競技規則及び本大会規定によります。

なお本大会は、IAAFが認定するゴールドラベルレースですので、IAAF Road Race Label Regulations(IAAF ロードレースラベリング規定)も適用されます。

また、IAAFの規則により、ドーピング検査を実施します。

車いすマラソンに関しては、世界パラ陸上競技連盟(World Para Athletics)競技規則及び本大会規定によります。

なお、World Para Athleticsの規則により、ドーピング検査を実施します。

出場人数

19歳以上のフルマラソン約35,500人、16歳以上の10km約500人が参加します。

フルマラソンには、一般ランナー,エリート,準エリート,車いす一般,車いすエリートの枠があります。

制限時間

マラソン:7時間
車いすマラソン:2時間10分
10km: 1時間40分
車いす:10km 35分
※ 制限時間は号砲を基準とする。
※ 交通,警備,競技運営上、関門閉鎖時刻を設ける。関門以外においても著しく遅れた場合は競技を中止させる。

賞金

公式HPには『マラソン・車いすマラソンの競技成績により賞金を別途定める』との記載があります。

実は東京マラソンの賞金は高額であることでも知られているようです。

具体的には、男女別で1位から10位と大会記録,世界記録,日本記録更新に対して賞金が出るということですのでご紹介します。

■内容

1位1,100万円,2位400万円,3位200万円,4位100万円,5位75万円,6位50万円,7位40万円,8位30万円,9位20万円,10位10万円
世界記録3,000万円,日本記録500万円,大会記録300万円
※記録更新賞金については記録更新者が複数出た場合、1位の選手のみ賞金が出る。

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東京マラソン2018年のコース

東京マラソン2018 コース

2017大会にリニューアルされた東京マラソンの新コースは、過去から現在、そして未来の東京を象徴するコースと言われます。

前半は緩やかな下りとフラットなコースでスピードが出やすく、後半は小さく緩やかにカーブとアップダウンを繰り返すという印象で、好タイムが期待できるとのことです。

マラソン(日本陸上競技連盟・IAAF/AIMS公認コース)
東京都庁~飯田橋~神田~日本橋~浅草雷門~両国~門前仲町~銀座~高輪~日比谷~東京駅前・行幸通り

10km(記録は公認されない・順位はネットタイムによる)
東京都庁~飯田橋~神田~日本橋
コースムービーはこちら

東京マラソン2018年の招待選手

東京マラソン2018 選手

1月22日(月)に海外,国内のマラソン招待選手およびエリート出場選手が発表されています。

招待選手,エリート選手一覧はこちら
http://www.marathon.tokyo/media/press-release/detail/news_000732.html

東京マラソン2018年のテレビ放送

東京マラソン2018 放送

東京マラソンの中継テレビ局は、これまではフジテレビが奇数年で日本テレビが偶数年という固定されたローテーションで行われてきました。

2016年に見直しを行い、2017~2020年は日本テレビが奇数年、2021~2024年はフジテレビが奇数年と定めたので、今回はフジテレビが担当することになります。

大会当日2月25日(日)の生中継が楽しみですね。

東京マラソンエントリーから当日までの流れ

東京マラソンエントリー

様々な枠の出場選手がおり、それぞれ申し込み方法や期間が異なる東京マラソンですが、ここでは一般選手のエントリーの流れを中心にご紹介します。

参加申込み

[1] 公式ウェブサイトhttp://www.marathon.tokyo/から申込み

期間は2017年8月1日(火)10:00から8月31日(木)17:00まで

[2]申込者多数の場合は抽選を行い、9月下旬頃に申込者全員のメール通知

[3]当選者は参加料10,800円(海外の方は10,280円)の入金を10月中旬の期日までに行う

[4]1月に参加案内送付

他にもチャリティランナーやONE TOKYOプレミアムメンバーを対象とした先行申込みがあります。

エリート,車いすエリートの申込は12月からになるようです。

ランナー受付

2月22日(木),23日(金)11:00~20:30
2月24日(土)11:00~19:30

東京マラソンEXPO 2018会場(東京ビッグサイト)にて受付を行います。

大会当日には、受付を行いません。

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出場する他の方法

出場 方法

19歳以上のフルマラソン約35,500人、16歳以上の10km約500人ものランナーが参加する東京マラソンですが、一般ランナーの抽選倍率は毎年10倍を超えるため、参加できること自体が難しいようです。

まさに市民ランナーにとっては憧れの大会なのですね。

一般申込以外に出場のチャンスがありますので、ご紹介しましょう。

これらの枠は、マラソン競技のレベル向上やマラソンファンの増加,大会を通じての社会貢献など、さまざまな目的を持ったものになります。

チャリティランナー(先着3000人)

東京マラソンでは『Run with Heart』というチャリティ活動を行っており、これに賛同した上で10万円以上の寄付をすることで、先着順で出場権利が得られるという枠です。

周囲に呼び掛けて同額以上の寄付を集めてもいいようです。

2017年7月1日(土)10:00から7月31日(木)17:00まで受付で先着順となるため、締切日より前に募集を締め切る場合もあります。

これまでは一般枠の抽選結果発表後もチャリティ枠は募集をしていたようですが、今回は一般枠の受付開始前に締切となります。

そのため、「一般枠を落選したらチャリティ枠で」という方法は使えなくなったようです。

ONE TOKYOプレミアムメンバー(抽選3000人)

 

東京マラソン財団公式クラブである『ONE TOKYOプレミアムメンバー』に年会費4,320円を支払って有料会員になることで、先行エントリーの権利が得られます。

一般ランナーより一ヶ月早い2017年7月3日(月)10:00から7月31日(木)17:00まで受付し、こちらの抽選に漏れた場合は一般の抽選・二次抽選候補にスライドされますので、当選のチャンスが3回あるということになります。

RAN as ONE–Tokyo Marathon枠

RUN as ONE – Tokyo Marathon プログラムは、競技力向上やマラソンファンの増加を目指す目的で、東京マラソン2015からスタートしたプログラムです。

全国のマラソン大会と連携して、一定の基準タイムを突破したランナーの中から『準エリート選手』という枠で出場資格者を推薦するというもので、それに加えて海外選手の自己推薦や提携するマラソン大会出場者の中から抽選を行い、1800人のランナーに出場資格が与えられます。

東京マラソン2018では、準エリート枠の男女上位3位までを『RUN as ONE – Tokyo Marathon 2018 “Wild Card Award”』として表彰式を行うそうです。

エリート選手・その他の特別枠

■エリート選手100人

エリート枠ランナーの資格は『2017年度日本陸上競技連盟登録競技者で別途定める参加基準に達する者』『招待選手』と定められています。

基準タイムは、男子の場合はマラソン2時間21分以内,ハーフマラソン1時間01分00秒以内,10km(ロード)28分00以内、女子の場合はマラソン2時間52分以内,ハーフマラソン1時間11分00秒以内,10km(ロード)32分00以内となります。
※エントリーは12月から

■車いす一般選手10人

障害者手帳を持っており、レース仕様車で2時間10分以内に完走できるのが条件です。

■車いすエリート選手30人

車いすにもエリート選手枠があります。

条件は『2017年度日本パラ陸上競技連盟登録者、かつ2018年IPC登録予定者で、大会当日にWorld Para Athletics国際クラス(T53・T54)を所持している者。

なおかつWorld Para Athletics公認大会で、男子1時間50分以内、女子2時間以内の記録を有する者』『招待選手(日本パラ陸上競技連盟が推薦する国内・国外の者)』となります。
※エントリーは12月から

まとめ

東京マラソン2018 まとめ

東京マラソンは出場権を得ること自体も難しく、しかも結果を残した選手への賞金や副賞が豪華であることなど、ランナーにとってはまさに夢のある大会ですよね。

一般枠以外でも、東京マラソン財団公式クラブの有料会員になったり寄付をすることで出場のチャンスが広がる可能性もありそうです。

また、地方大会などにも積極的に参加したり基準の記録をクリアするなどの結果を残すことも大切であることもわかりました。

様々な出場枠からバラエティに富んだ多くのランナーが参加することから、予想しない展開が期待できるのも楽しみなところですね。

第12回目になる本大会、どんなドラマが待ち受けているのでしょうか。

出場される方も、沿道で応援をされる方も、テレビ観戦される方も、それぞれの立場でこのイベント自体をもっと知って楽しむことで、東京マラソンを盛り上げていきましょう!

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