紅葉の美しさと周囲の景色のコラボレーションには、秋を感じさせるものがありますよね。この美しさに魅了されて、各地の紅葉には、たくさんの人が訪れます。そんな紅葉の美しさや色づき、さらに満開を表現するような言葉があるようなんです。

今回は、そんな紅葉を物語るような言葉を調べてみました。

紅葉の美しさや色づきや満開を表現する言葉!

紅葉の美しさやすばらしさを表現する言葉は、普段私たちが触れることのないような言葉並ぶようです。

照葉=てりは

これは、美しく照り輝く紅葉の葉っぱを表現する言葉になっています。その意味を調べてみると、「草木の葉が紅葉して照り輝くこと」となっています。照葉という言葉のままの意味になりますよね。

 赤朽葉=あかくちば

赤く朽ちる葉とかいて「赤朽葉」。これは色名の一つになっています。橙色よりも、わずかに濃い色でくすんだ色を現す言葉のようです。これは、地面に落ち葉として落ちる葉のことを「朽ちる」と表現しています。

地面に落ちた葉の色から付けられた色のことを「朽葉色」というそうです。これは、「赤朽葉」ではなく、橙色のやや茶色がかった色を指すようです。赤朽葉の場合は、もっと赤味の強い色のことをいいます。

実は、平安時代に命名されていた言葉だったようで、紅葉が散ってまだ間もない状態を表す優美な色として、平安貴族の人たちは、微妙な自然の変化を着ている衣装に反映させて、訪れた季節を楽しでいたようですから、まさに風流ですよね。

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鬱金色(うこんいろ)

鬱金色は、イチョウの木の葉の色を指す言葉です。黄色に紅葉した葉の色を現すそうです。鬱金色は、「鬱金草」の根で染めた「赤味」の鮮やかな黄色ということです。英名もあって「ターメリック」というそうです。

江戸時代の前期頃は、派手で目立つ色が好まれていたようで、紬や着物の色としても愛好されていたようです。

さらに、この漢字がむずかしいのと、私たちには、馴染みのない漢字ですが、実は、「鬱金」という字には、「金が盛んに増える」という意味に通じていることから、なんと、縁起を担いで財布や風呂敷の染色として使われていたこともあって人気のある色だったようです。

紅葉 美しさ 色づき 満開 表現

どうして「紅葉」

さて、紅葉といえば、「モミジ」が思い出されますよね。この「モミジ」を漢字で書くと「紅葉」となります。もともと「もみじ」という言葉は、「もみつ」という単語が変化したものだったということはご存知でしょうか。

「もみつ」はいわゆる「揉む」という言葉の一つとして使われたようで、「揉み出す」という意味になります。

これは、木々が色づくのは、秋の寒さや秋口の霜も関係しますよね。また、紅葉は、朝晩の冷え込みという条件がそろったときです。この条件によって、緑の葉が黄色や赤の色の葉の色に「揉み出す」と考えられていたようなんです。

 「秋」という季節の美しさは独特

日本には四季がありますよね。四季によってそれぞれの季節の特徴は、その美しさで表されるものです。春は命が生きている喜びを表す季節で、夏は春とは違った強さも加わり、冬は、雪の白が際立し冬は白が基調な色です。そうなると秋はどうでしょうか。他の季節と違って、秋の美しさは独特なところがあります。はっきりした美しさはなくても、紅葉は、日本人の心の表れになるのかもしれません。紅葉の現象は、いろんな条件がそろって初めて色づきはじめます。大事なのは、色づきではなく紅葉を目で楽しむ日本の慣習や分化に慣れ親しんだ人の心を表すのではないかということのようです。紅葉を愛でるという慣習は、日本人ならではということになるんでしょうか。

まとめ

以上です。紅葉の美しさや色づきや満開を表現する言葉を中心に紹介しました。紅葉の美しさは日本人だからこそ感じるものなんでしょうか。紅葉は、きれいでアッといわせるような風景を見せてくれることもあります。紅葉を観るときに、もう冬が来るかな?なんて郷愁を感じさせるような風景でもありますよね。

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