今回は、桜の満開の時期や散るまでの期間などについて紹介します。毎年、私たちを楽しませてくれる桜ですが、実際、どのぐらいの期間まで咲いているのかなどは、あまり気にしていませんよね。
気にするとしたら、花見を予定したときではないでしょうか。桜は、暖冬や気象の状況によって左右されることと、実は、桜の品種によっても異なります。
目次
花見の桜の満開の時期は?散るまでの期間は?
桜はあれほどきれいで可憐な花なのに、まさに花の命は短しで、あっというまに終わってしまいますよね。
ちなみに、桜の花言葉は、この命の短さを意味する「純潔」・「淡泊」・「私を忘れないで」になるそうです。
桜の満開の時期は?散るまでの期間は?
桜は、一般的に咲き始めから「一週間」ほどで満開を迎えて、満開から一週間は楽しめることになっています。ただ、この流れは気候が安定していた場合で、気温が高かったり低かったりすることで変わってきます。
あまり気温が高すぎてしまうと、葉っぱが成長してしまったり、強風や雨などで花びら散ってしまうこともあります。また、桜は「満開」といわれる状態は、すべての花が開き切ったと勘違いしてしまいますが、実は、満開といのは、花びら散っていない状態で、なおかつすべての蕾(つぼみ)が開き切っていない状態のことを表します。
よく耳にするのは「何分咲き」ということばですが、桜の満開は、「8分咲き」のことを指します。桜が散るまでの期間は、一般的には咲き始めから散るまでは2週間ほどかかります。
桜の種類と開花時期
桜の開花時期などは桜の種類によって違います。
ソメイヨシノ
よく見る「ソメイヨシノ」は、日本で植えられている桜の中で8割も占める、日本の代表的な桜です。ソメイヨシノが開花するのは、冬の寒さで休眠から目覚めて、日々の気温の合計が「400℃~600℃」になると開花を始めるようです。
なので、ソメイヨシノが開花する時期は3月下旬から4月の上旬に開花になるようです。ただ、気温や気象によって異なります。
エドヒガンザクラ
エドヒガンザクラは、あまり馴染みがなさそうに思いますが、結構目にしているはずです。ソメイヨシノはエドヒガンザクラとオオシマザクラから作られているといわれているようで、ソメイヨシノに似ています。
この桜は、開花が少し早めで「春のお彼岸頃」から咲き始めます。この桜の特徴は、花が散った後に「葉っぱ」が成長するため、桜のお花だけを楽しむ桜として人気の品種のようです。
ヤマザクラ
ヤマザクラは、ソメイヨシノとは違って、花を咲かせる時期も散る時期も、バラツキがあります。
それも、1本の木でも、花を咲かせる時期についてはバラツキがあるようです。
ただ、ばらつく分、ソメイヨシノとは違って、長い期間、桜を楽しむことができます。開花時期は3月下旬~4月上旬。
シダレザクラ
ソメイヨシノの立ち姿もいいですが、枝が地面へ向かって垂れ下がるシダレザクラもなかなか風情がありますよね。
シダレザクラの開花は、ソメイヨシノよりも少し早く、3月下旬頃から4月上旬にかけて見頃を迎えるようです。
また、シダレザクラに関しては、花見に行く場所によっては、植えられている種類が異なることもあるようなので、もし、シダレザクラを観に行くなら、開花はしているのかをあらかじめチェックしておいた方がいいようです。
シダレザクラの品種
キヨスミシダレ・シダレヒガンなど=3月上旬の早い時期
八重咲の桜=4月下旬
シダレヤマザクラ、ヨシノシダレなど=4月になるかならないかの時期
ヤエザクラ
ヤエザクラは、ソメイヨシノよりも遅い傾向があるようで5月になるまで桜を楽しむことができそうです。
4月にはソメイヨシノを楽しんで、その後はヤエザクラを見に行くのもいいかもしれません。
ちなみに、ヤエザクラは、品種名ではなく、八重咲になるものの「総称」としてよぶ名称です。
まとめ
いかがでしたか。桜の満開の時期や散る期間などについて紹介しました。桜と一言でいっても、たくさんの品種があって、それによって開花時期や散る時期が違うようですね。お花見の時期は、各自治体や公園などでは桜の開花予想や桜の状態などを告知しているところもあるので、ホームページを確認してみてください。
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