今回は、紅葉の季節に楽しむことができる「紅葉」の葉の病気について紹介します。葉の枝が途中から灰色に変色してしまったり、葉がカサカサの状態で枯れ始めている葉は、紅葉の病気の可能性があるようです。

紅葉の病気は、葉っぱがまっ白になってしまったり、時には、黒いシミのような点々とした斑点ができることもあります。こういった場合は、病気と断言していいようです。

紅葉の葉が病気に!枯れる原因は?病気?虫?

紅葉には、発生する病気の種類があるようです。その種類別の症状を中心に調べてみました。また、虫で病気になることもあるようです。

首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)

この病気にかかるのは、4月下旬から5月にかけて発生するもので、新しく伸びてきてまだ柔らかい枝葉が病気にかかってしまうようです。樹木類には、珍しい「細菌病」のようで、はっきりとした原因や生態についてはまだわかっていないようです。

その症状は、枝の先のほうから黒い「病斑」が見えはじめ、しだいに葉がしおれて垂れ下がるような状態になっていきます。葉の色は、褐色へと変わってしまい落葉してしまいます。

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この場合、樹木自体が枯れてしまったのではないかと勘違いしそうですが、この場合は、気温が上昇してくると共に、症状が治まって来る場合も多いようです。梅雨明けの時期には、また新たな枝葉が出て来て、夏には生い茂ってくると、被害はそれほど目立ちにくくなります。

この病気の特徴は、何か対処をしなくても自然に良くなることがほとんどのようです。

紅葉 葉 病気 枯れる 原因 虫

 うどんこ病

この名前は、樹木に詳しくない方でもご存知ではないでしょうか。春から初夏にかけて「うどん粉」をまぶしたように葉っぱが白くなる症状です。「うどんこ病」の原因は、葉にくっついてしまったカビなどが原因なるようです。

カビの胞子が風で飛びやすくなるので、病気にかかっていることに気づかずにいると、一気に拡散する可能性があるので乾燥しているときなどは、要注意です。この病が発生すると、見た目の景観を損なうだけではとどまらず、次の年にもまた発生するといったやっかいな病です。

できるなら早めに対処をしておきたい病気です。対処法は「うどんこ病」は水に弱いので、葉に水がついていると発芽ができないようです。さらに、水でカビお胞子を洗い流すこともいいようです。切り取れる枝は全部切り取って、焼却するのが一番いい方法かもしれません。

胴枯病(どうがれびょう)

この病は、傷口や弱った新芽から感染するもので6月~10月にかけて発生します。症状は、幹や枝の樹皮が赤くなったり黒褐色になったりします。そして細かいブツブツも表れます。

これは病原菌が雨水や「昆虫」・「虫」などを介して枝から幹へと症状が進行します。胴枯病の対処は、病気になった部分を取り除くことです。被害の出た部分を大きく切り取りましょう。傷口から感染が広がらないように、切り口に「トップジンM」といったものを塗っておくといいようです。

また、病原菌の侵入を防ぐには、日頃から剪定して風通しをよくしておくといいですよ。

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 黒紋病(こくもんびょう)

この病は8月頃に発生するもので、初期症状には、葉に黄緑色の半纏ができ、いずれ黒いボツボツした隆起が葉にできます。もし、黒紋病にかかると、秋には紅葉はできません。この病になったら、落葉してしまったものもすべて、土に埋めるか焼却処分するしかありません。

ビロード病

「フシダニ」の一種が悪さをして発生する病気です。特徴なのは、葉の裏側に赤いビロードを張り付けたような色がつき、葉っぱは、上に向かって曲がっていきます。対処法は、他の葉と隔離する必要があるので、ビロード病にかかった葉を取り除くことをおすすめします。

まとめ

以上です。紅葉の葉の病気にはどんなものがあるのかを中心に紹介しました。病気に早く気づけば気づくほど、その部分を取り除いて対処できるようですが、広範囲に病気が広がってしまうと大変なことになるようです。普段から、紅葉の葉や枝などを観察したりしてチェックしておいたほうが良さそうですよ。

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