お正月のおせちと並んで、有名な七草粥を食べるという習慣がある地域が多いのではないでしょうか?七草粥は、お正月の季節の料理として定番ですよね。しかし意外にも、北海道などの東北地方では七草粥は形を変えているみたいです。今回は、そんな七草粥について調べてみました。
目次
七草粥を食べる理由は?
七草粥は昔の時代から習慣として食べられていましたが、そもそもなぜ七草粥を食べるのか知っていますか?
無病息災を願って食べます
七草粥は1月7日の人日の節句に、「1年間病気をしませんように」と無病息災を願って、春の七草と言われるナズナ・スズナ・セリ・ハコベラ・ゴギョウ・スズシロ・ホトケノザをお粥にして食べるのです。
負担がかかった胃を休ませるため
大晦日やお正月には宴会なども続き、偏った食事やお酒をたくさん飲むことで胃には大きな負担になる事が多いので、そんな弱った胃を休ませてあげるために消化のしやすい七草粥を食べるようになったとも言われています。
北海道で七草粥を食べない理由
最近では、流通が盛んなので北海道などでも七草粥を食べる機会も増えてきましたが元々は北海道や山形県などの東北地方などでは七草粥を食べる習慣はありませんでした。
北海道で七草粥を食べない理由
北海道などの東北地方では、雪の影響で七草を収穫する事ができないので、あまり七草粥を食べるという習慣はありません。
代わりに、たくさんの根菜を煮込んだ「けの汁」や「納豆汁」が定番の料理になっています。
七草じゃなくてもいいの?
北海道などでは根菜を使っているがそれでも無病息災の意味はあるのでしょうか?
七草粥の七草は、ナズナやスズシロなどひとつひとつ意味があるのかと思っていましたが、実は必ずしもこの種類じゃないといけないという事ではないらしいです。
元々は若葉を使った物を食べることで生命力のエネルギーを得られるという考えですので、春の七草に拘らず七草のうちのどれかでもいいみたいなので、スズシロ(大根)は価格も安いし、普段から使うものなので北海道のように大根やカブなどの根菜を使って作ってみるのも良いかも知れません。
まとめ
いかがでしたか?
七草粥はどこでも同じように食べられる物だと思っていましたが、地域によって具材は異なり、その土地に合った食べ方があるんですね。
最近では、少しづつ食べない家庭も増えつつあり少し寂しい感じもしますね。
七草粥を食べるか食べないかというアンケートを見てみると、食べると答えた方の中には『親が作ったから』や『材料一式がおばあちゃんから送られてきたから』という意見もあり、若い人たちの間ではあまり習慣ではないように思います。
古くから伝えられている七草粥ですので、今年食べられなかった人もいつも食べる習慣がない人もぜひ来年は無病息災を願って食べてみるのも良いかも知れません。
今のあなたにおすすめの記事