母の日に花束でカーネーションを贈る方もいらっしゃいますよね。母の日とカーネーションとのつながりには、母の日が誕生したルーツと大きな関わりがあります。母の日にカーネーションを贈って、思わぬトラブルにならないためにも、母の日に贈るカーネーションの色の意味を知っておいたほうがいいかもしれません。
母の日を誕生させたアンナとカーネーションの始まり
カーネーションの色を選ぶ必要があるのには、実は、母の日を誕生させたアンナという女性と関係があります。アンナ・ジャービスの母親はアン・ジャービスという人でした。アンナ・ジャービスは、母親が亡くなったあと、母を敬い慕う気持ちから「母の日」を作ろうと議会に働きけ、その母を想う気持ちが大統領に届き「母の日」が制定されるまでに至りました。
このエピソードの中で、アンナ・ジャービスが、母が天に召されたときに、母が好きだった「白いカーネーション」を贈りました。その数年後、母の追悼式を教会で行ったわけなんですが、そのときにも白いカーネーションを配りました。これが母の日にカーネーションを贈る始まりになったわけなんです。
赤は存命中の母に、白は天に召された母に。
「母の日」が制定されてから、アメリカでは、カーネーションを胸につける習慣が徐々に広まっていきます。最初は、白いカーネーションではあったようですが、やがて、母親が「存命中」なら赤いカーネーションを。すでに天に召されているなら白いカーネーションを贈るとされるようになりました。これは、アンナ・ジャービスの提案で決められたともいわれています。この風習は、日本でも白と赤の2色としていましたが、1960年に赤に統一されたようです。
カーネーションの色でわかる意味とは
さて、ここでは、カーネーションの色による意味の違いをもう少し深く掘り下げてみました。カーネーションの花言葉には、<女性の愛>・<感覚>・<感動>・<純粋な愛情>などがあります。
カーネーションの色とその意味
赤:母の日に贈るカーネーションといえば、赤色ですよね。赤いカーネーションの花言葉には、「母への愛」「母の愛」他にも「純粋な愛」「真実の愛」となっています。どの言葉も、切なくなるような意味がありますよね。ちなみに、カーネーションの赤が一番母親への強い想いが込められた色になるようです。
深い色の赤:こちらの赤は、赤味の色が暗く深い色の赤です。この深い赤の意味は、「私の心に哀しみを」といった意味合いになるようです。なので、母の日に贈る赤い花は、色の暗さなども考慮して選ぶことが大切とされています。
白:アメリカでも母の日が制定されたときには、みんなが胸につけていた白いカーネーションですが、花言葉は「尊敬」「私の愛情は生きている」などです。亡くなった母親を想い浮かべて偲ぶ意味だけではなかったんですね。
ピンク:ピンクのカーネーションは、見た目も可愛らしく愛らしいいい色ですよね。花言葉は、「感謝」「気品」「温かい心」そして「美しい仕草」だそうです。ピンクのカーネーションも、母の日に贈る色として用いることができます。ピンクのカーネーションは、可憐で女性らしさを思わせる色で、好きな方も多いのではないでしょうか。
黄色:カーネーションの淡い黄色は、パッと目をひきますよね。その色に反して花言葉の意味は「軽蔑」や「嫉妬」になるようです。意外ですよね。贈るときにはかなり注意が必要になりますね。
オレンジ:オレンジは、「熱烈な愛」「純粋な愛」などになります。愛する人へ贈る花の色に向く色です。
青:青色のカーネーションは、白いカーネーションへの着色や遺伝子組み換えなどで作られる色で「永遠の幸福」という意味合いがあるようです。
紫:紫には「誇り」や「気品」という意味合いがあります。紫のカーネーションは、亡くなった母を偲ぶという意味でアレンジメントに使用されることもあるようです
まとめ
いかがでしたか。参考になるようなことがありましたでしょうか。カーネーションの白と赤にこんな意味があったことは、知らない方もいるかもしれません。花は色のバランスは、好きな色になってしまうこともあります。気を付けたいですね。
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