今回、ここでは、台風と太平洋高気圧と山の関係について紹介します。台風が来るたびに、ニュースなどでいろんな気象情報を目にすることになりますが、実際、台風の情報はテレビなどから聞くだけで、わからないこともたくさんあります。
さて、台風で聞く太平洋高気圧、そして台風は山を避ける?なんて言葉も聞きますが、いったいどうことなのでしょうか。台風のあれこれを調べました。
目次
台風と太平洋高気圧と山の関係!台風は山を避ける!?
台風は、暖かい海面の水蒸気をエネルギーを元に発達していきますが、台風だってその前は普通うの「熱帯低気圧」です。この低気圧の風速が17m/sを超えると台風と呼ばれるようです。
台風には、「太平洋高気圧」という言葉が付いて回りますね。また、台風は山を避けるというのはどういうことなんでしょうか。
台風はどうやって移動している?
台風は、大きな空気の渦巻きになっています。台風が移動するのは、台風自体の動きに加えて、その台風を流すように吹き込む強い風があって移動することができます。その風は強い風で「反時計回り」で台風に吹き込んできます。
進んでいる方向に向かって、「東側」は、その反時計回りに吹き込んでくる強い風と、台風自体がの風が一緒に吹きながら移動していきます。そのために、台風の「東側」は、「西側」よりもうん強い風になっているという特徴があるんです。
太平洋高気圧が邪魔をする?
台風は、6月や7月頃は、9月に比べると台風は発生していても、あまり日本にまで影響がないことが多いです。これには「太平洋高気圧」が関係しています。この夏の時期は、日本は「太平洋高気圧」の勢力が強い状態で、さらに日本をすっぽりと覆っていることもありますよね。
台風は、この「太平洋高気圧」があるから日本に近づけないようなんです。こうなると、台風は、日本に近づけない状態でただ北上していくだけになります。
台風は太平洋高気圧に沿って移動
前章で紹介したように、台風は太平洋高気圧に邪魔はされていますが、台風は、太平洋高気圧に沿って移動していきます。台風は「低気圧」です。「低気圧」は「高気圧」に沿って動いていくんです。台風が曲がることはよく知られていますよね。そのメカニズムはこうなっています。
台風=低気圧が北上しながら移動→高気圧にぶつかる→気圧の低い方へと移動する
と、高気圧にぶつかったら、そこで進路を変えてしまいます。もし、日本の近くまできても、太平洋上の高気圧がそこで途切れていたら、北や東へと進路を変えます。
台風は山を避けるの?
台風は、大きな山を避けながら進むという傾向があるようです。大きな山は、台風にとっては「壁」のような役割になっているのではないかということのようです。これは「風」の特徴と関係しているようです。
山の峠になるところでは、強い風が集まって吹くことが多いですよね。「風は空気が移動している」ものです。水に質量があるのと同じで、空気にも質量があるので、風は、地表に近い低い部分に集まるといった性質があります。
このために、九州の山岳地や四国山地の「裏側」に位置している地域では、めったに台風が来ることがないそうなんです。
台風の予想はどうやってわかるの?
台風は「太平洋高気圧」に沿って動いていくことはわかりましたよね。それでも、太平洋高気圧は、毎日強いわけではなく、数日ごとに強さは変動しています。台風も、一定の勢力のまま、常に同じ場所にいるわけではありません。
また、台風の勢力も強くなることもあれば、弱くなったりしながら移動していきます。このように、台風は、一刻一刻と変化していく「太平洋高気圧の力」に翻弄されながら、北から西へと移動して方向が決まってきます。
なので、台風の進路は、太平洋高気圧の勢力の強さなどをチェックして予想していくようです。
まとめ
いかがでしたか。台風と太平洋高気圧と山の関係と題して紹介しましたが、参考にしていただければうれしいです。9月の秋ごろは、台風が多い傾向にあるようですが、最近シルバーウィークもあったりで、この時期の天気はお出かけにも影響しそうですよね。
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