今回は、ちょっと難しいというかややこしいというのか、何かというと話題にあがる護国神社と靖国神社について紹介します。毎年、首相や閣僚が靖国神社をお参りすると、何かと中国と韓国の名前が出てきますよね。
これについては、毎回よくわからないという方もいるんじゃないでしょうか。
なぜ、自分の国の神社をお参りするのに、あれやこれや文句を言われるのか。また、堂々とお参りに行かないのか日本もおかしいという声もあるようです。
護国神社と靖国神社初詣!抗議をするのも堂々としないのもおかしい?
さて、靖国神社に首相や閣僚が参拝するたびに、ニュースで中国と韓国の反発が報道されますよね。
あの意味はあまりよく知らない方もいるようですが、あれは、日本が軍国主義を賛美しているということに対しての反発なんだそうですが、実は、参拝した時に何の抗議なかった首相もいたようです。
護国神社と靖国神社
護国神社のことを詳しくご存知ない方のために、護国神社について紹介すると、護国神社は、「戦争殉職者」をまつっている神社です。護国神社には「指定護国神社」と「指定外護国神社」が全国にあるようです。
一方、靖国神社は、皆さんよくご存じの、東京都千代田区にある「元別格官幣社」といって、神社の社格の一つになっていて、お国のために功労のした「人臣」を祭神としているそうです。
そのために、「A級戦犯」の方も戦没者と合祀されていることから、首相や閣僚が参拝するたびに、中国・韓国からの反発で摩擦が起きているんだそうです。
このA級戦犯は、侵略戦争を計画したり準備したり遂行した罪を犯したとして東条英機を始め28名ほどの方が合肥されているので、そこに国の首相や大臣がお参りすることが中国・韓国の反発になっているわけなんです。
日本もおかしい?
さて、中国と韓国が反発していることに関しては、中国は、他民族国家で、民族同士の分裂の歴史だったようです。そのため、「民族の誇り」に対しては、「持たざるを得なかった歴史」だったようです。
それが、現代の中国人にもその血が受け継がれているところに、侵略の時の「戦犯」が祀られていることに疑問を呈して、靖国神社を批判しているんだそうです。ただ、これに対しては、いろんな意見があるようで、日本が堂々とお参りしないのはおかしいという声もあります。
というのも、日本も日本で、本来なら靖国は、「日本の国」のために、命を捧げた方を祀る神社であるわけなので、たとえA級戦犯であろうがなかろうが、他国が何をいっても、堂々と祖先を供養するべき神社として、参拝する精神を貫けばいいのではないかということのようです。
中国からの抗議がなかったことも
なんでもかんでも日本に対してあれやこれやいう韓国の特徴ですが、韓国は別として、中国では、侵略戦争の責任者を靖国神社で祀って、首相が参拝するのにモノ申しているわけですが、実は、A級戦犯が初めて合祀されてから、のちに、大平首相と鈴木首相が参拝したときには、中国からの抗議は何もなかったんだそうです。
これは、とても興味深いですよね。ところが、その後、「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根首相のときには抗議を言ってきたそうです。もちろん、敗戦国であるのに自分の戦争を正当化しているのはどうなんだ!という、日本に対して気に食わない気持ちもあったようですが、結局、中国としては外交カードの一つとして持ち出したようです。
こういったところから日本人は靖国問題に関心が高まって、中国にとやかくいわれたくないと、中国の批判を不快に思った日本人が逆に靖国神社の参拝を指示が増えたということになりました。
日本では、日本が堂々とお参りしないのを腰抜けと思っている国民もいれば、中国では中国で日本に妥協すると弱腰だと批判をうけてしまうことになってしまうので、強気にならざるを得ないようです。
まとめ
以上です。ちょっと難しい内容になってしまいましたが、参考にしていただければ幸いです。どちらにしろ、この問題は、お互いの国の国民の声や気持ちも背景あるので、かなり難しいんでしょうね。
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