七夕の物語は、織姫と彦星の切ないストーリーですが、そんな織姫と彦星にまつわる神社が福岡にあるのをご存知でしょうか。その名も「七夕神社」です。

七夕の物語は、織姫と彦星が、7月7日の夜にだけ、天の川を渡り合うことができた物語は、悲恋の物語でもありますよね。七夕にそんな神社を恋人と一緒に行ってみるのもいいですよね。そこで、福岡の七夕神社を中心に紹介します。

たなばた伝説の里 七夕神社

七夕神社は、福岡県小郡市にあります。地元ではパワースポットとしても有名な神社です。福岡に行くことがあったらぜひ寄ってみたいスポットになりそうですよ。

せっかくなので、できれば8月7日、七夕の旧暦に合わせてお参りするのがいいかもしれません。

 七夕神社

七夕神社は、肥前国風土記にもしっかりと記されている由緒のある神社です。正式名称は「媛社(ひめこそ)神社」といいます。通称は「七夕神社」と呼ばれていますが、“七夕神社”と正式に登録されている神社はここだけのようです。

それだけ貴重な神社になります。七夕神社に祀られているのは「姫社神(ひめこそのかみ)」と「織女神(しゅくじょしん)」です。古くから、布を織る仕事は女性にとって最も大事な仕事であるということから、「織女神」は、女性の信仰を集め神とされていたようです。

 たなばた伝説の里

七夕神社には、織姫だけではなく彦星の牽牛も祀られています。場所は、七夕神社から宝満川をはさんだ向こう岸に「牽牛社」が建立されています。

牽牛社が建立されたのは、1200年から1300年頃とされ、一年に一度の7月7日の夜に会うという古事にちなんで建立されたというお話があります。1000年以上も前から建立されていたなんて、歴史がある場所ですよね。

スポンサードリンク

宝満川を天の川に見たてて立てられたところからみると、日本でもかなり早い時期に七夕に対する信仰が定着していたと推定されるそうです。今では、織女と牽牛の信仰とロマンを感じられる場所になって、七夕伝説の神社として、たくさんの方たちが訪れます。

 七夕神社では七夕祭りも開催

七夕 神社 福岡

七夕神社では、毎年8月7日に夏祭りを開催しています。たくさんの人がこの神社を訪れますが、実は、全国の各地から短冊が送られてきて、当日はその短冊を飾るようです。

これは、七夕神社を知っている方々が、願い事を書いて「飾ってください」と送ってくるようなんです。その数、なんと約30万枚です。それを七夕神社ではきちんと飾ってあげているということになりますよね。

 七夕神社の七夕祭りも盛大

七夕神社のお祭りは、それぞれの氏子さんのお宅を子供神輿や獅子が回る伝統行事が行われます。この地域ならではの伝統ある行事です。また、境内には、先ほど全国から贈られてきた短冊を飾り付けた七夕飾りが境内に彩りを添えます。

そんな笹飾りを見ながら奥へ進むと、祭り提灯が行儀よくならんで、参拝者を出迎えてくれるんですね。ここでは、そんな昔ながらのお祭りの風景をみることができます。

それでも、夜になれば夜店もたくさん並んで、カップルから家族連れなどで大賑わいするそうです。他にも、特設ステージで、いろんな演芸が催されて夏祭りの雰囲気をいっぱい感じられるお祭りです。

 七夕神社までのアクセス

七夕神社の住所:福岡県小郡市大崎1番地

・小郡市コミュニティバス下岩田・乙隈ルート→七夕神社前バス停、歩いて5分

・西鉄小郡駅→徒歩25分

また、車で行く方は、筑後小郡インターから10分ほど。小郡市役所からは車で5分ほどとなっています。

*七夕神社でのご祈願やお守りやお札の授与に関しては、事前に七夕神社の方へ問い合わせをしてください。また、毎月7日は「月七夕(つきたなばた)」としていて、この日は、宮司さんが常駐されているようです。

まとめ

いかがでしたか。福岡にある七夕神社について紹介しました。七夕のお話は知っていても、織姫と彦星にまつわる神社があることを知らなかった方も多いですよね。それも、七夕の神社として正式に登録されている神社です。この夏は、七夕神社を訪れて、そのパワーと織姫と彦星にあやかって恋愛成就の願い事を書きたいですよね。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事
スポンサードリンク