みんなが楽しみにしている花火大会。浴衣や甚平など、普段はできないオシャレを楽しむことができたり、綺麗な打ち上げ花火を見ることができたり、屋台を巡ったり、花火大会は日常とは違う体験ができる特別な行事です。

ですが、中止になってしまうことも…

今回は花火大会が中止になる条件について調べました。

花火大会には2種類ある

世の中の花火大会には、2種類の花火大会があります。

1つ目の花火大会が、一度中止になったらもうその年には開催されないというタイプのもの、もう1つは中止になったとしても別日に変更して行うことができるものです。

ただし、別日に変更して行う花火大会であっても、台風が直撃するなどの天候上の理由で花火大会を予定していた日が2日とも開催不可能となれば、その年の花火大会は中止となってしまう場合もあります。

また、花火大会の前日に、大会当日の天気予報で降水確率が100パーセントになっていた場合は、その時点で花火大会が中止になることがあります。

そして、一度中止になってしまった花火大会は、もし花火大会を予定していた日が天気予報とは異なって晴天であったとしても、開催されないのが通例です。

一度中止を決定してしまうと花火大会を開催することが難しい理由としては、花火大会中止の判断が主催者や花火師だけでなく、警察や都道府県とも相談して決めているということがあげられます。

花火は綺麗ですが火を使うので危険を伴うものですし、たくさんの人が集まるということで、犯罪の可能性も自然と上がるため、花火大会には地元の警察や消防団体が協力しているのです。

色々な方面からの協力を得ているため、花火大会などの大型行事は中止や開催を変更することが大変難しいのです。

次の段落からは、花火大会が中止になる条件についてまとめていきます。

花火大会 中止 条件

風速

日本では、花火は法律上の火薬類に分類されています。

そして、火薬類の打ち上げに関しては、法律上できちんと規定が定められているのです。

火薬類の打ち上げに関する法律をみてみると、地上での風速が7メートル以上の強風が10分間以上継続して吹いており、安全な火薬類の消費が行なわれないおそれがあるときは、その消費を中断または中止しなくてはならないという内容が記載されています。

風速は高さが高い地点であればあるほど速くなるものなので、地上での風速が7メートルであっても、空では倍以上の速さになってしまいます。

花火は空に打ち上がっていくものなので、空の風速の影響を受けてしまい、更に危険なものになってしまう可能性があるのです。

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また、強風とは街路樹が大きく揺れたり、ヒューヒューというような強い風が吹いている場合を示しているそうです。

花火などを中止にしなくてはならない風が吹き続ける時間の目安が10分になっているのは、気象庁が10分間に吹く風の平均速度を風速としているためであるということが分かりました。

おそらく、花火大会の中止の原因として1番最初に思い浮かべるのは雨による影響なのではないでしょうか。

雨の日に花火大会を開催することについても日本では規定があります。

簡単に説明すると、花火大会の当日、花火大会を開催する地域に大雨警報、もしくは洪水警報が出ている場合、大雨注意報や雷注意報が出ている場合や、花火大会を安全に行うことができないと判断される場合は花火大会を中止となります。

花火大会 中止 条件 雨

まとめ

花火大会は、開催される前にとても費用がかかっています。

打ち上げに使う花火はもちろん、地元の警察に警備を頼んだり、電車の本数を増やしたり、一部の道路に規制をかけたり、消防団体に協力を求めたり…膨大な費用が花火大会の開催には必要なのです。

そのため、花火大会は主催者側からしてもできれば中止にはしたくないものなのです。

しかし、人は天候まで操ることはできません。

残念ですが、花火大会は本当に中止しなくてはならない場合に、安全を守るために中止になっていることが分かりました。

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