そろそろ端午の節句の五月人形をだそうかな~♪なんて、気楽に取り出したら「え!?汚れが・・!カビまで生えてる!マジで!?」と大声を出さずにいられないことがあります。
買った当初はあんなに立派な兜にも、何かが染みたようなサビが。前の年にきちんとしまっても、保管しておいた場所の湿気や、何らかの理由でカビになることがあるんですね。
そこで、五月人形に生えたカビの取り方があるのか対処法を調べました。
目次
カビが生えないように晴れた日にしまう
五月人形をしまうときには、晴れた日を選んでしまうというのが基本的です。この「晴れた日」というのがポイントなんです。
これには意味があって、雨が降っていて湿度の高いときにしまってしまうと、湿気を吸ってしまい、そのまま密封されてしまうと、中で湿気が残ってそこからカビが繁殖してしまいます。
五月人形をしまうときには、晴れた日で湿気の少ない日を選んでしまいましょう。また、五月人形は、細かいところも精巧な作りになっていて、ずっと出しっぱなしにしているとその部分に埃がたまってきます。
最初の一年目は、それほどでなくても、二年目以降少しずつ埃が塊になって、掃除をするのがかなり面倒です。
また、前の年にしまうときに、手袋をしていないと、手垢や手の脂などで金属の部分をさわってしまうと汚れが劣化することにつながることもあります。しまうときには注意ですね!
生えてしまったカビは乾燥させる
まず、カビをいきなり取ろうとするのは危険です。逆に、劣化させてしまう可能性もあります。カビには、いろんな種類があります。
プロの人でもカビを取るのはいろんな液体などを使って、時間も手間もかかります。また、どの素材にできたカビなのかで対処が変わるようです。もし、カビの根が張ににくいポリエステル・プラスチックなどの素材なら、よく乾燥させることで取り除けることも可能です。
家でできる対処としては、晴れた日に陰干しをしてよく乾燥させることです。しっかり乾燥したら、五月人形に傷がつかないように、毛がやわらかいブラシのようなものや筆のようなもので、カビを払うように軽く叩くような掃き方をします。
このときに、必ずマスクと手袋をしてくださいね。カビが飛び散って吸ってしまうことになってしまいます。また、布の部分などは、無理して取ろうとすると、生地を傷めることになりかねません。
これは専門の業者さんにお任せするしかないかもしれません。まずは、生地の部分も陰干しで乾燥させましょう。
しっかり乾燥させると、柔らかいブラシなどで軽く滑らせるように叩くことで落ちることもあります。生地を傷める可能性もあるので、少しやってみて落ちないようなら諦めて、専門業者にお願いしましょう。
金属部分のサビ
兜や鎧に使われている金属の部分も、しまうときに素手で触ったり、湿気などでサビてしまうことがあります。このサビを取る方法も、やり方によっては傷を作ってしまいます。
これを専門業者さんにお任せすると、部品の交換やメッキをやり直すことになるのでお金はかかりますが、この方法が一番安全です。
金属部分は五月人形を引き立たせる部分でもあるので、ひどいときには、業者さんにお任せすしましょう。
ほんの少しのサビ
どうしても自分でやってしまいたい場合は、まず、ほんの少しだけサビている部分をやる程度にしておいたほうがいいですよ。
サビを溶かして取り除く方法
やり方は、酸性液体といって、酢やクエン酸を綿棒などにしみこませて、叩いて取る方法です。サンポールなどでもできます。
これは、酸性液体がサビを溶かすことで落とします。
コンパウンドなどの研磨剤もサビには有効です。
研磨剤などを柔らかい布に少しつけて、あとは優しくサビをこすり落とします。ただし、目の粗い研磨剤はメッキをはがしてしまう可能性があります。
メッキが剥がれると、見た目がサビよりももっとひどくなってしまうので、注意してください。
まとめ
以上です。五月人形にカビが生えてしまったときの対処法を中心に紹介しました。五月人形は、一度カビてしまうとどんどん外の部分に浸食してきます。私たちができることは、保管する場所も湿気の少ない場所に保管することですよね。よく、礼服などもいざ使おうと思っていたら、一度も着たことがないのにカビた!なんてこともあります。保管場所の湿気は大敵です!
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